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オーストラリアは2000年以降中国と密接な関係を築くことで好景気が続き、それに伴って物価もぐんぐん上昇。かつての「日本=何でも高い国、海外=何でも安い国」は完全に逆転。2010年代に入ると、オーストラリアは世界で有数の物価高の国になりました。

オーストラリアに旅行や留学、ワーホリの方々がオーストラリアを訪れた際に「オーストラリア、めちゃ物価が高い」とか「ペットボトル(600ml)の飲み物が400円」、「マックでセットを頼んだら1,000円越え」というようなことを動画やブログなどに上げられている方も多かったと思います。私の以前の投稿でも何度かオーストラリアの物価について述べています。

そんなオーストラリアも2020年に入りコロナで経済が壊滅。そして、最近のロシア・ウクライナ情勢も加わり、現在オーストラリアでは主に3つの物が急騰していると言われています。

ガソリン価格

4月に日本に帰国した際には日本もオーストラリアもガソリン価格は160-170円ぐらいだったと思いますが、2022年7月15日のメルボルンの価格は200円越えです。日本は政府が業者に補助金を出していると思うので、今でも4月頃と変わらないような価格が維持されているかもしれませんが、オーストラリアは車通勤を辞めて電車で通うかとする人も増えていると思います。

電気料金

日本は電気料金の値上げや供給量の問題が深刻なようですが、オーストラリアは今の所、節電や電気料金の値上げなどは発生していないようですが、現在こちらは冬であるため使用量が増える時期です。私も暖かかった4月頃までと比べ使用量が倍になっているので、悩ましいところです。今年のメルボルンはとにかく寒いので体が冷えてきたらつけて、部屋が温まったらしばらく消しての繰り返しです。

しかし、ビクトリア州の場合、州政府が1世帯当たり$250の補助金を出すことを決めたので、助かりました。下記のサイトから申請して、申請が認められれば小切手が送られてくるようです。申請条件などの詳細は下記のサイトでご確認ください。なお、これは電力会社から請求書を送られている場合に限られていますので、シェアハウスなどに住んでいて自分で直接電気代を電力会社に支払っていない人は申請できません。

$250 Power Saving Bonus – Community Outreach Program – Victorian Energy Compare

家賃

メルボルンに限らずオーストラリア全土でここ2年ほどはコロナで留学やワーホリ、移住していた人が母国に帰国することで、空き室が増えて家賃相場が(若干)下がっていたと思います。借りる側からするとうれしい限りだったのですが、貸す側からすると家賃収入の大幅な激減で人生プランも大きく変わってしまったという方も少なくないのかもしれません。

オーストラリアが開国し、最近は留学生やワーホリで来る人など再びオーストラリアへの流入が増えてきていると言われていて、それに伴い空き物件を見つけるのも大変になってきていると聞きます。そうした状況を踏まえて不動産物件の所有者が、ここ2年ほどの損失を取り戻そうと家賃を急激に上げ始めているなんて話も聞きます。あるいは、コロナが蔓延し始めた時に、不動産価格の大幅な下落を予想した多くの所有者が不動産を振り払って現金化したことで、供給量が激減しコロナからの脱却を目指す今、需要が供給を大幅に上回り価格を押し上げているなんて話も聞きます。

メルボルンでも周りの人の話では最近は物件を見つけるのが大変とか、家賃も上がってきているなんて話を聞きます。しかし、不動産関連の記事を見るとシドニーやメルボルンはこれまでオーストラリア国内で1,2位を争うような家賃が高い場所として知られていましたが、現在はそれ以外の都市の方が、急上昇しているとのことです。これからオーストラリアにやって来る人はオーストラリアに来てから物件を探し始めるより、事前にネットで目星をつけたり貸主にコンタクトを取る方が無難かもしれません。

Melbourne property: Melbourne house rents reach record highs amid cost of living squeeze (smh.com.au)

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