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前の投稿で述べた通り現在、アメリカのオンライン大学院 Quantic School of Business and Technology でEMBAを受講しております。

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アメリカのオンライン大学院なので受講者は北米の方に留まらず、南米、ヨーロッパ、アジア・パシフィック、そしてアフリカからの受講者もすごく多いように思えます。

オンライン大学院ってどうなの?MBAってメリットある?と思われる方が多いと思います。現在、受講し始めて5か月目に入りました。このプログラムは15か月で卒業となるので3分の1まで来た状況ですが、これまでに受講して感じたことを述べたいと思います。

結論1:オンライン大学院 vs キャンパス大学院

オンライン大学院はまだまだ新しいと思います。ですので、学校として認可されているか、単位が認められるかという点や長い歴史で確立されたブランド力なども含めて考慮すると、キャンパスで学ぶ大学院のほうが間違いがなく安心感があります。

ただ、世の中にニーズは好きな時間にどこからでも勉強できる利便性であったり、学費の安さなどから圧倒的にオンライン大学院のほうが今後高まっていくのではないかと思います。今はまだオンライン大学院の数も少なく歴史も浅いので、はたから見ると信用の点で不安に思うかもしれませんが、今後名門キャンパス大学院に劣らない授業内容、ブランド力を兼ね備えたところも出てくると思います。

キャンパス大学院は広大な土地の取得や建物、研究用設備の購入、教授のキャンパスでの配置などでお金がかかり、この点で圧倒的に不利です。キャンパス大学院も生き残るために少しずつオンライン化を進めていくのではないかと思います。

結論2:MBAってメリットある?

私もずっとこう考えていましたし、実際に経理畑をずっと歩んできた私は「MBAよりCPAのほうが圧倒的に実務に即していてためになるだろう」、「MBAなんて大企業のCEOとかにしか役に立たない。それ以外の人にとっては意味がない」と思っていました。同じような意見がネットでも散見されると思います。

今回、実際に受講してみて感じるのは「実際に使えるところもあるのでは?」という感じです。もちろん、今の自分の仕事に直結しているかと言われればそれはないのですが、世の中の経済であったり、株であったりそういったものに影響があった時にその裏側をテレビの解説者の方などがわかりやすく説明しているときなど、これまでより一歩深くわかったような気がします(今のところ、あくまで気がするだけです)。

また、MBAって20年くらい前はめちゃくちゃもてはやされていましたし、全く役に立たないのならそもそもMBAが脚光を浴びることはなかったと思います。Linkedinに登録されている多くの方のシニア職の方のプロフィールを見るとMBAを持っている方も少なくないです。自分が企業で経営者側の立場になった時、あるいは自分で個人事業主やフリーランスとして仕事をする場合などはMBAから学べることは結構あるのではないかと思います。

それを「これは意味ないや」と無下にするか、「ここの部分は使えそう」と見出して仕事での成果に繋げるかは人それぞれでないかと思います。

以上が私がこれまでに感じた結論です。以下ではオンライン大学についてもう少し詳しく述べたいと思います。少しでも参考になれば幸いです。

そもそもオンライン大学院ってどうなの?

大学院というとキャンパスに通って勉強する。世界中からグローバル企業で実務経験がある人たちが集まって、ビジネスのネットワークを形成できる。卒業後は外資系企業でCEOとかVice President に。そんなざっくりしたイメージが私にはありました。ハーバードやイェール大学、MITなど昔からある大学院はまさにそんな感じでないでしょうか?最近はわかりませんが、日本がまだ経済的に圧倒的な力を持っていた80年代、90年代ごろは日本の大手企業も会社負担で優秀な社員をアメリカの名門大学院に送り込んでいたという話も聞いたことがあります。

時代は変わって2020年代半ば。日本でもグロービス経営大学院がオンラインのMBA大学院として有名だと思いますが、実際にオンライン大学院で受講している方というのは相対的にはまだまだ全然少ないのではないかと思います。私自身も「オンライン大学院?それって良いの?キャンパスに通うのとどう違うの?」と思っていました。私自身は今受講している Quantic 以外のキャンパス大学院、オンライン大学院を受講したことがないので他との比較はできませんが、Quantic を受講して感じることを述べたいと思います。

オンライン大学院は社会人向け

オンライン大学院の魅力は何といってもパソコンとネット環境さえあればどこからでも受講できるという点です。キャンパスだとどうしても決まった時間にそこで受講しないといけません。これが現在働いているサラリーマンには大きな壁となって「働きながら勉強したい」と思っても、現実的に無理となってしまいます。

また、Quantic の場合、Udemy のようなEラーニング形式(試験、課題は除く)なので自分の好きな時間や通勤中/帰宅中の電車の中などの隙間時間に少しずつ進められるというのはサラリーマンにとって非常に大きなアドバンテージです。Quantic の場合、スマホでも進められます(画面が小さくて見にくいとかもありません)。実際に世界中から受講者がいますが、大半は仕事をしながら平日の夜や週末に勉強されているのではないかと思われます。学生さんで時間は十分にあるという方ならオンライン、キャンパスの大学院のどちらでも良いと思います。

オンライン大学院は学費が相当安い

これはサラリーマンに限らず多くの人にとって魅力だと思います。Quantic の場合、2026年1月11日現在の授業料は以下の通りとなっています。アメリカのキャンパス大学院の場合、1年で1,000万円近くするところも少なくないと思うので返済不要の奨学金を相当もらわない限り難しいと思いますし、オーストラリアやヨーロッパでも近年は500万円近くあるいはそれ以上のところも出てきておりますので、オンライン大学院の授業料はかなりお買い得感があるのではないでしょうか?また、下の金額は私が入学許可を頂いた昨年6月頃と比べてもかなり上がっていますので、今後も上がり続けるのではないかと思われます。

オンライン大学院は孤独?

これはどの程度をもって孤独と考えるかは人によって違うので一概には言えませんが、Quantic の場合、基本日々の受講はオンラインでEラーニング形式なので自分ひとりで進めていかなければなりません。

ただ、それだけでなくグループでやる課題の提出もありますし、上述の通り大学院側も様々なオンライン、オフラインイベントを企画して他の受講生と交流できるような仕組みを作っています。Slackをコミュニケーションのツールとして使用しているので、課題提出の際は「誰か私と組みませんか?」と slack 上でやり取りが発生しますし、仲間と組んだら適宜オンラインで打ち合わせをしたりなど発生します。

そもそもサラリーマンの方なら日中は仕事で忙しいと思いますし、仕事を終えてからの勉強となると思うので、孤独なんて感じる暇はないのではないでしょうか?

仕事と勉強の両立はできる?

はい、全然できると思います。上でも述べましたが、受講生の大半は働きながら受講していると思います。Quantic の場合、一週間で15時間程度の勉強が必要とされています。なので、一日2時間程度。平日の夜と週末に集中して勉強すれば仕事をちゃんとこなしながら勉強にも遅れることなく十分授業についていけます。

授業内容・レベルはキャンパスの大学院と比べてどう?

これは私が他の大学院に通ったことがないので何とも言えませんが、キャンパス大学院のほうが日中も勉強するのを考えるとより深く勉強するのかなと思います。一方、「(キャンパス)大学院に通うメリットって勉強そのものより、ほぼネットワークづくり」という意見もネットで散見されるので、案外、違いはそこまでないのかもしれません。

オンライン大学院はあくまで実際のビジネスに必要な知識を身に着けることに重点を置いていると思うので、例えばCEOになるような人が皆、日本の簿記1級程度の深い簿記の知識を持っているかといえば全然そんなことはなく、財務諸表が読めたり、CFOと話すときに基本的な簿記の知識をもって話せたほうが良いわけで、簿記3級程度の知識があればそれでも良いわけです。しかし、必要な知識は基本的ではあってもしっかり学べます。

Quantic のEMBAコースでも会計の授業が組み込まれていますが、日本の簿記3級のほうが難しいのではないかと思う内容です(アドバンスコースになるともう少し難しくなります)。CEOとかCOOになるような人は自分の専門分野は深く精通していてそれ以外のビジネス全般については広く浅く知っておけばよい、財務や会計の専門的なことはCFOがやれば良いし、HRの事ならCHROがやれば良い、自分はリーダーシップを発揮して会社全体がまとまって一つの方向に向かって進んで会社の価値を最大化できれば良いと思っていると思うので、EMBAコースもそのように広く浅くの授業内容になっているのだと思います。参考までに下はEMBAの科目内容です。これらはすべて必須科目で私の場合、来年の1月までに終了しないといけません。黄色は終了済みの科目で現在Financeに取り掛かっています。各科目は授業(Eラーニング形式)、試験、課題が用意されています。

そして、必須科目と別に任意選択科目があります。Specializationはそれぞれの科目についてもう少し深く掘り下げたものです。下の科目から3つを選んで終了しないといけません。私の場合、来月この中から一つ選んで勉強しないといけませんが、すでにいくつか終了させている強者もいたり卒業までに3つどころか5つ、6つ受講している人もいます。

以上がオンライン大学院の説明になります。社会人の方でも日々仕事をしながら「勉強をしたい」と考えられている方は少なくないのではないかと思います。海外では社会人になってから再び、大学や大学院に通うというのは珍しくありません。テクノロジーの進化で今や海外の大学院もオンラインで受講できてしまいますし、社会人向けに仕事をしながらの勉強ということも加味しているので、利用しない手はないと思います。

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