「業務用の料理道具が欲しい」、「自分もシェフが使用するような本格的な料理道具が欲しい」。日本でなら東京の合羽橋道具街や大阪なら千日前道具屋筋商店街へ行けば専門的な料理道具がこれでもかという具合にあり、プロのシェフから趣味で料理をよくする料理好きな人まで訪れると思います。日本の調理道具、とりわけ包丁などは世界的にも評判が高く、外国のシェフなどが日本に観光で訪れる際に合羽橋などで包丁を買っていくというのは有名な話です。
オーストラリアで本格的な料理道具が欲しい方
オーストラリアで生活された経験がある方ならわかると思いますが、オーストラリアの包丁ってとにかく切れません。包丁に限らず、はさみなども同様です。日本のようにジョキジョキきれず、何度も包丁を前後にグリグリしてもなかなか切れなかったり、はさみなどは一度に2、3枚の紙までしか切れなかったり。あまりに切れず力をより込めたら勢いあまって指を切りそうになったとか、そばにあった皿を吹き飛ばしてしまったなんてことも?
その度に「日本の包丁(はさみ)があれば。。。」と思った方、少なくないのではないでしょうか?オーストラリアのスーパーの食器コーナーなどに置かれている安い調理道具、文房具などはこんな感じだと思います。
しかし、オーストラリアでは日本の合羽橋道具街や千日前道具屋筋商店街のような場所を残念ながら聞いたことがありません。オーストラリアに限らず海外ではそのようなところは稀有ではないかと思います。だからこそ、外国のシェフからするとこういう場所は天国のような場所に見えて日本を訪れた際に立ち寄るのだと思います。
ただし、そのような町はなくても専門店ならいくつかあります。日本の場合、取り扱っている商品のメーカーは日本のメーカーが中心で外国の物は定番どころのみ取り扱うという感じなのかと思いますが、海外の専門店に行くとイタリアやフランスなど海外のメーカーの物も豊富に取り扱っているように思えます。なので、料理好きの人ならそういったお店を覗くだけでも楽しいと思います。
今回はそんな中でもオーストラリアでシェフの経験がある方なら聞いたことがあるであろう Chef’s Hat に寄ってみました。
オーストラリアの料理道具専門店 Chef’s Hat
Chef’s Hat はオーストラリアでレストランやプロのシェフなどに業務用の料理道具を卸している専門業者です。卸売りがメインだと思いますが、メルボルンには路面店も1店舗出しています。場所はサウス・メルボルン・マーケットの隣にあるので、サウス・メルボルン・マーケットに寄った際についでに Chef’s Hat も訪れてみるのも良いと思います。私の以前の投稿でもサウス・メルボルン・マーケットを取り上げています。
オーストラリア-メルボルン、サウスメルボルンマーケット | Hiro-M’s
サウス・メルボルン・マーケットの傍にある Chef’s Hat の店内には非常に様々な料理道具が売られています。それは合羽橋道具街や千日前道具屋筋商店街のお店に引けを取らないような感じです。お皿、箸・スパチュラ、レードル、コップから包丁、コーヒーメーカー、炊飯器・トースター・オーブン、はては日本の土鍋やパエリアを作る際に使用される大きなプレートなどなど。
私は趣味で家で料理をする程度ですが、そんな私でも店内に入るとじっくり見回って1時間があっという間に過ぎてしまいました。
オーストラリアで支出を抑える
オーストラリアは日本以上に物価高騰が激しく、現在は本当に日々の生活をやりくりするのも難しくなってきている人が相当数増えていると思われます。オーストラリアで外食費といえば代表的な「びっくりするくらい高い」支出項目です。日本で1,000円くらいで食べられるものならオーストラリアでは2,000円台後半から3,000円近く普通にします。日本のやよい軒や博多ラーメンの一風堂もオーストラリアに進出していますが、ラーメンだけで2,000円超えますし、餃子やビールを付けたら4,000円コースです。やよい軒も普通にメインのもので2,000円から3,000円近くします。今日知り合いと中華料理屋でランチをしてきましたが、2人で$60。別に高級料理店に行ったわけではありません。
外食は気軽にできないけど、家で何かこれまで違った料理ができないかと思っている中で Chef’s Hat を覗いてみました。皆さんも興味があれば是非訪れてみてください!
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