メルボルンにやって来たのが2021年3月。今年もこの時期が来ました。ハラハラドキドキ。場合によっては頭が痛くなるあれ。そう、賃貸物件の契約の更新時期です。
昨年は約12%値上げが伝えられ、ひでぶ状態でした。1年目は週$375、2年目は週$395、そして3年目の昨年が一気に週$440。昨年は「週約$50(月約$200)の値上げなんて、もうこんなところに住んでられない」と思いましたが、時は既に家不足による家賃相場急騰状態。引っ越そうにもすぐに家が見つからない、家賃も同じような物件なら近場でも同じような相場、シティあるいはシティに近いところなら$500近くは覚悟。泣く泣く更新しました。ただ、職場の人でも30%の値上げを言い渡されたとかシドニーにいる知り合いは週$240(月約$1,000)の値上げを言い渡されて泣く泣く出ていくことにしたとか、こういった話は私の周りだけでなく昨年至る所で聞かれ、その度にメディアが取り上げていましたので、私の値上げなんてそんな話に比べたら全然大したことありません。
ということで、今年こそ引っ越そうと思ったりもしましたが、結果的には今年も更新することにしました。理由は昨年と状況があまり変わっていない事。家不足は続いていて賃貸物件の家賃相場は更に上昇中。2024年3月現在では1LDKならメルボルンならどこに住もうが$500は最低でも覚悟。$400台の物件を見つけようとするとメルボルンのシティから結構離れる(そのようなところでも$500台の物件がたくさん広告に出ています)。そして、今回は(というか昨年もそうでしたが)オーナーさんのご厚意で値上げ額を最小限にしてくれたこと。←これは本当に助かります。
更新の時にオーナーさんと話したのですが、「いつも部屋を綺麗に使ってくれてありがとう。君みたいに部屋を綺麗に使ってくれる人に長く住んでもらいたいと思ってるから。僕はこれで大きく儲けようとは思ってなくてローンをしっかり返済出来て、ちょっとプラスアルファがあればそれで良いから」と言ってくださいました(←オーストラリアに住んで10年の間に様々な場所に住んできましたが、一番親切で良いオーナーさんです)。
何でも私が入居する前はA〇rb○○で貸していたそうで、購入して約1年後にコロナで壊滅状態。コロナ以前もA〇rb○○で短期に貸し出してた時はやはり管理が大変だったそうで、賃貸物件として長期に貸し出す方が良いと結論付けたそうですが、コロナで入居者はなかなか見つからず。そんな中で私がメルボルンにやって来て入居したので、オーナーさんとしても感謝してくださっているみたいです。以前にも別の物件で日本人に貸した経験があるようで「日本人はちゃんと綺麗に使ってくれるから安心できる」と言っていただけて、オーナーさんとしても借り手がきれいに使ってくれるとか問題を起こさないという事がどれだけ日々の生活にとって重要かが垣間見えました。
今回は週$20の値上げで週$460に。今やマーケットの相場より安くなっていると思うので、本当に助かります。Realestate.com で近所の似たような物件を検索すると家具付き物件の studio room で週$490とか家具無し物件で1LDKで$495ドルというのもあります。もちろんもっと物件のグレードを上げれば$700台とか逆に下げれば$400前半とか、$300後半という物件もありますが、同じような物件だとやはり$500近くはするんだと思います。ちなみに今私が住んでいる物件は家具付きで1LDKです。
2024年都市別平均住宅価格(中央値)
先日メルボルンの住宅価格上昇にストップがかかったというニュースが流れましたが、オーストラリア全般的にはまだまだ、住宅価格は上昇していると思われます。
https://propertyupdate.com.au/the-latest-median-property-prices-in-australias-major-cities/
上のリンクから都市別の平均住宅価格(中央値)を見ることが出来ます。例えばメルボルンなら昨年との対比では4%の上昇となっていますが、先月と比べると0.1%とほぼ変わらず、四半期別で見ると前期よりむしろ下がっております(-0.6%)しかし、シドニーやブリスベン、アデレード、パースを見ると、とりわけ昨年との対比が凄いことになっていますよね。メルボルンの上昇は本当にマイルドだと思います。
元々シドニーの住宅物件は中国人の投資対象に以前からなっていたりして、住宅価格は他の都市と比べても突出して高かったわけですが、そこに金利上昇による毎月のローンの返済額の急上昇(変動金利の場合)が加わり、賃貸物件の家賃相場にも跳ね返ってきているわけです。
今年以降の家賃相場も、世界情勢や中央銀行の金利政策、移民政策やビザのルールの変更などによっても変わってくると思うので注視が必要です。
Comment
No trackbacks yet.
No comments yet.