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オーストラリアの物価高は Youtube や様々なメディアで伝えられていると思います。先月日本に帰った時、日本も物価が随分上がってきているなと感じましたが、いやいやオーストラリアは最近の価格を見ても更に進んでいる感じです。今回はいくつかのテイクアウトメニューを記します。

バインミー + ライチティーのセット($19)

日本でも近年は見かけると思いますが、オーストラリアでは普通に至る所で見られるバインミー。ベトナム系の移民も多いオーストラリアではバインミーやフォーなどを出すベトナム料理やも非常に多く、オーストラリア全土で至る所で見かけます。バインミーはベトナムのサンドイッチ?フランスのバゲットに野菜や香味、肉などを挟んで甘いソースやお好みでトウガラシなどをかけて食べます。

このお店ではバインミー単体だと$16。2024年9月22日現在は1豪ドルが98円ほどですので、日本円で1,568円ほど💦。これにライチティーを付けてセットにすると$19ドルで1,862円💦💦。これではランチもお腹を満たせませんね。

パイ($12)

オーストラリアの代表的な食べ物の一つであるミートパイ。元は牛肉とペッパーや玉ねぎなどシンプルなものだけだったのではないかと想像されますが、現在はバリエーションがものすごく豊富でチーズやマッシュルームなどが入っていたり、カレー風味とかワインで肉を煮込んだものなどお店によって様々なものが出されています。

コロナ以前は1個4ドル前後で気軽に食べられていたパイ。最近は$8前後する所も見かけますし、先日メルボルン近郊のプラーン(Prahran)のマーケットで売られていた写真のものは$12(1,176円)。お店では販売されているパイが様々な賞を勝ち取ったと宣伝されていたので、高い価格の部類に入ると思います。中は具だくさんで味は値段が高いだけあってさすがに美味しかったですが、パイ1個に$12はなかなか払えません(今回は興味本位で買ってみました)。

マッサマンカレー + ジャスミンライス($27)

最後にタイ料理店で頼んだマッサマンカレーとジャスミンライス。マッサマンカレー単体なら$23(2,254円)ですが、ライスも付ければ$27(2,646円)。ここはテイクアウト専門店でなくレストランのテイクアウトメニューだったので値段が高いですが、2,600円越えは厳しいです。

オーストラリアは引き続き物価上昇中

オーストラリアは引き続き物価上昇中、2,3年前と比べても物価は更に上がっていると思います。最近はランチなら$30くらいは覚悟しますし、フードコートで1品$17ほど飲み物を付けたら$20越えです。スーパーに行けばポテトチップスなんかでも1袋$6ほどします。ただ、全ての価格が上がっているかと問われればそうとも言えないと思いますが、それでも全般的に見たら物価は上昇していると思うので、これからオーストラリアに来ようという方を驚かせるわけではないですが、物価に関しては覚悟が必要だと思います。

実際に周りを見ても現地のオージーでさえ現状に悲鳴を上げている人が多いです。物価だけでなく給料が高いオーストラリアですが、ただ2022年、2023年は7%台の物価上昇率だったのに対し、私の勤め先では5%台の賃上げ、今年が物価5%台の上昇に対し、賃上げは3%台。物価に見合う給料の上昇が見られず、多くの人が不安を抱えています。

日本ではこれまで過去30年ほど物価が上昇せず、日本=✖、海外=〇、みたいな取り上げ方が日本のメディアではされていたと思いますが、実際には海外生活の方が物価面に関しては厳しいかもしれません。

これからオーストラリアに来られる方は相当の準備が必要。成功するしないは準備次第

この投稿はオーストラリアに来ない方が良いというわけではありません。ただ、ここ2,3年のオーストラリアはそれ以前と比べても状況が異常であることは否めません。その代表が物価と住宅不足問題。

オーストラリアに留学なり、ワーホリなりで来る方でも月20万円くらいの生活費の出費は覚悟しましょう。家賃から食費、交通費、交際費など丸々の出費を含めるとそのくらいの金額になると思います。現在は仕事をゲットするのも難しいと多くのワーホリの方が Youtube で動画を上げています。3か月無職なら60万円近く口座から出ていくことになりかねません。まずは十分な貯金の準備が必要です。

そして仕事も英語が不得手、スキルがないとなってしまうと仕事をゲットするのが難しくなるのは間違いないと思います。コロナ以前の時のような「現地に着いてから考えれば何とかなるだろう」というのは通用しない時代になって来ていると思います。

最近ではワーホリや学生ビザの取得も厳しくなっているとも聞きます。ですので、これらの準備をしっかりしてからオーストラリアにやって来ることが常用です。

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