Blog

“When in Melbourne, do as the Melburnians do”。 郷に入っては郷に従えという事で全豪オープンテニスに行ってきました。

以前の投稿でも何度か述べていますが、2021年にメルボルンにやってきてその年は大部分がロックダウン下にあり、ほとんど自宅生活。昨年はようやく旅行も解禁され、「これで州内やタスマニア、アデレード、NZなどへの旅行を楽しめる」と思ったのもつかの間。宿泊代やレンタカー料金の急騰で断念。

メルボルンに越してきたのにメルボルン生活を満喫できていない。何かないのかと思っているところに1月の全豪オープンテニスのチケットが11月の下旬から販売開始されるという案内が来て、「せっかくメルボルンに住んでいるんだし、世界的にも有名な大会だから見てみるか」ということで見物することにしました。

私はテニス経験者でもないですし、大学時代に2,3回遊びでテニスをしたくらいなので、パースにいた時もシドニーにいた時も全豪オープンを全く見たなかったですが、さすがに近場でこれだけ世界的な大会が開催されているとなるとちょっと興味が出ます。←超ミーハー。笑

メルボルンはテニス以外にもオーストラリアのラグビー(AFL Grand Final)やクリケットの世界大会、競馬(Melbourne Cup)や F1 Australian Grand Prix なども開催される都市で、特に Melbourne Cup の日や AFL の Grand Final の前日の金曜日は州の祝日になるというすばらしい州です。スポーツ以外にも美術館、博物館、劇場、映画館などがシティの至る所にあって世界的に有名な展示や演劇、ミュージカル、映画などのショーもそれらの場所で開催されていますし、観光ガイドブックなどにも必ず載っている州立図書館は図書館なのに美術館の部分があったり、とても「図書館」のレベルとは思えないほど素晴らしい図書館です。本当に「芸術の街」に恥じない都市だと思いますし、それに加えてコーヒーのメッカとか美食の街なんて言われていたり、シティを一歩外に出たら公園が充実していて緑が多かったり、高い建物がなくリラックス感が半端ない閑静な街並みに変わりますし、シティから1,2時間も離れたら美しい自然が至る所にあるので、世界一住みやすい都市に毎年1位あるいは上位に選出されるんだと思います。

日本からオーストラリアに留学やワーホリでやって来る際に最初に住む町がメルボルンだったらそれらの素晴らしさにイチコロでやられてしまうでしょう。笑

全豪オープンテニス2023

全豪オープンテニスは毎年メルボルンパークで開催されています。場所的にはシティの東側を一歩外に出たところと言う感じでしょうか?シティからもてくてく歩いていける距離ですし、シティの南を流れるヤラ・リバーを水上タクシーに乗っていくことも出来ます。もちろんトラムやバス、電車なども会場の傍を通るものもあるので、交通の便は良いです。

会場のメルボルンパークには主に4つのアリーナと約10の屋外コート(日よけの屋根がついているコートとないコートがある)があり、これらを駆使して男子・女子シングルス、男子・女子ダブルス、混合ダブルス、車いすの部の試合が開催されます。また大人の部だけでなく、ジュニアの部も開催されていて、この大会に参加しているジュニア選手の中には将来のジョコビッチのような選手もいるのかもしれません。選手自身も自分が将来トッププレーヤーになる姿を描いているのではないでしょうか?

主要アリーナ

  • Rod Laver Arena 主要アリーナ(屋根が開閉式)
  • John Cain Arena (屋根が開閉式)
  • Margaret Court Arena(屋根が開閉式)
  • KIA Arena (屋根は固定)

全豪オープンテニスのメインアリーナ・Rod Laver Arena

全豪オープンテニスのメインアリーナは Rod Laver Arena です。開催期間は真夏の1月のため(オーストラリアは南半球なので日本と季節が逆)、試合会場がアリーナか屋外コートかというのはゲーム展開や選手の体調にも影響してくるので非常に重要な要素となっています。大会側は「有名選手にはアリーナでの試合を優先的に回したりという事はしていない」と言っているそうですが、テニスファンからすると「本当にそう?」と言う声もあるようです。ただ、ジョコビッチ選手を始めとするトップシードの選手も1回戦からベスト16くらいまでの間に屋外コートでの試合が組まれていたりするようなので、ある程度は公平性を保とうとしているのだと思います。

練習風景

ベスト8辺りまで来て1日の試合数も減ってくると、アリーナでの試合が主体となってきて準決勝や決勝は Rod Laver Arena となっています。

試合以外にも様々なイベントが開催されている

また、それだけでなく子供向けのテニス教室や様々なイベントが開催されたり、屋外ではフードコートのような区画もあったり、食べ物を買って席に座ってアリーナで行われている試合を大画面で見ることも出来るので、アリーナのチケットを買わずに会場に入場するだけのグランドチケットだけでも十分楽しめるようになっています(グランドチケットでもアリーナの自由席が開いていれば先着順で入ることもできるようですが、基本的には会場に入るためだけのチケットでアリーナに入れる保証はないとされています)。アミューズメントパークのような雰囲気で、小さいお子様連れのご家族もたくさんいました。

また、屋外コートは大会参加者の練習場としても使用されるので、タイミングが合えば有名選手の練習風景が見れて、サインもおねだりすることが出来る場合もあります。

長くなるので今回はここまで。

Comment

  1. No comments yet.

  1. No trackbacks yet.