私は日本に住んでた頃から現金主義の性格で、オーストラリアにいながらも基本は現金で支払いを行い、たまにお店で支払いの際に財布に現金が入っていなかったことに気付いた時や後はオンラインショッピングなどカードでしか支払えないと言う時にカードを使用するというスタイルを貫いていました。エアラインのマイルを貯めることやリワードポイントなどは全く興味がないので、どのカードがおすすめとか全然知らないですし、本当に支払い手段としてとりあえず何でも良いから1枚持っておくという必要最低限の姿勢です。
日本ではそれで全く不便がないですし、そのような人が実際多いのではないかと推測します。オーストラリアはクレジットカード社会と言われますが、実際にはデビットカードも普通に普及しており、近年はデビットカードを使用する人の方が7割近くいるという統計もあります(クレジットカードとデビットカードの違いやオーストラリアのクレジットカードの特徴、日本との違いなどについては別のポストで述べていきたいと思います)。
さて、オーストラリアはパースに来て最初の3年近くはこちらでクレジットカードを作成することを全く考えていませんでした。日本で作ったカードが1枚あってそれを使えるし、こちらの銀行で口座を開設した時にデビットカード付きのキャッシュカードももらったので、それで何不自由なく生活できていたからです(実は最初デビットカードというものを知らず、キャッシュカードに Visa のロゴが入っていたのでクレジットカードを作成してくれたんだと勘違いしていたほどです。それに気づいたのはたぶん1年くらいたってから。。。)。
ところが3年もこちらで仕事をしながら生活していると社内異動というイベントも発生するわけで、パースから地方に移ることになり「車が必要」ということになりました。それまではバスや電車で通勤していて、週末遠出したい時にレンタカーを借りるという生活スタイルで事足りていましたが、オーストラリアで車を購入というイベントも同時に発生。車自体も全く興味がなく疎いのでどれがいいかわからないし、購入に際してのやりとりが日本と異なるところも多々あり、車の説明からローンの説明、保険や車の保守などの説明ももちろんすべて英語。いい経験にはなりましたが四苦八苦することも多かったです。
そんなわけで、オーストラリアで生活してこの時初めて大きな買い物をすることになりました。オーストラリアで初めてローンを組む!
ディーラーでいくつか車を見て購入する1台を決めてローン申請の手続きをする担当者のデスクへ。私はその時就労ビザ(サブクラス457)で生活していたのですが、ビザの情報や勤務先、年収等の個人情報を教えてどれくらいのローンが組めるか査定してもらいましたが、言われたことは大きく2つ。
①私個人のポイント-オーストラリアでのクレジットヒストリーがないので信用がない。「クレジットカード持ってないの?」と驚かれました(クレジットカードもクレジットヒストリーになるということも当然知らなくて、現金主義がここで災いしたとちょっと後悔)。
②一般的なポイント-ローンは基本的にビザの有効期限の1か月前くらいまでに完済できる額しか組めない。私の就労ビザの有効期限は残り1年を切っていたので①と重なって私の場合そんなに大きい額のローンは組めないとのことでした。
ディーラーの人は親切で「まあクレジットヒストリーはないけど、未払いとか破産と言った悪い履歴もないし、(高額の車でもないので)何とかなるでしょ。今回少額でもローンを組めれば(オーストラリアでの)クレジットヒストリーが出来るから、将来(オーストラリアで)他のローンを組む時とかには役に立つはず!」。
これがオーストラリアで初めてクレジットというものを意識するようになった最初の出来事です。
以来、何かしらでクレジットカードの広告などを見たりすると、「クレジットカードやっぱ作った方が良いかな」と思いはしてもなかなか行動には移せずにいましたが、今回ようやく重い腰を上げて作成に至りました。
長くなりましたので、今回はここまで。
Comment
No trackbacks yet.
No comments yet.