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ゴールドコーストに行ってきました。週末の弾丸トラベル。オーストラリアは欧米同様コロナ関連の規制をほぼ撤廃し、多くの人がマスク無しで外を歩いています。旅行も国内旅行は再び活気を取り戻し、海外からの留学生、ワーホリ、旅行者の方々の入国も再開されています。

過去2年間はロックダウンを始めとして非常に厳しい規制が敷かれていたので、今年はたくさん旅行したい!と思っていましたが、皆同じことを考えているのでしょう。空港はパンク、便のキャンセル続出、旅行費用の高騰(宿泊代、レンタカー代など)により、2022年も旅行は難しそうな感じですが、今回たまたまプロモーションで安い航空券をゲットできて宿泊代なども安く済ませられたので、いざゴールドコーストへ。

やっぱりゴールドコーストは気持ち良い

メルボルンは世界で最も住みやすい町にこれまで何度も選出されていて、非常に良い印象を持っている人が多いかと思いますが、同時にオーストラリアで最も天気に恵まれない都市としても知られています。晴れの日が他の都市と比べて非常に少なく、オーストラリアでもうつ病になる率が高い都市でもあるそうです。私はイギリスに住んだことがないので正確でないかもしれませんが、イギリスに似ているのかもしれません。学生時代にアメリカのシアトル近郊に語学留学したことがありますが、シアトルに似ていると思います。先週、先々週は好天の日が3、4日ほど続きましたが、メルボルンに住み始めて1年半弱でこんなに天気が良い日が続いたのはあっただろうかと思ってしまうほどです。

それに対してゴールドコーストは1年のうち300日近くが晴れという天気の素晴らしい都市です。気温も冬のこの時期でも朝夜は10℃近くまで下がりますが、昼は20℃越え。多くの人がコートを着ながら寒そうに歩いているメルボルンとは対照的に、Tシャツ、短パンが基本の町ゴールドコースト。町の雰囲気が全く違います。

そしてゴールドコーストはビーチの傍に近代的な高層ビルが建ち並んだ景観もまた魅力。青い空とビーチ、高層ビルという景色はゴールドコースト以外にあるでしょうか?また、町も非常にきれいです。ビーチ沿いだけでなく、一歩内陸に入っても道路や公園の緑なども非常に美しく保たれています。この辺や恵まれた天気、のんびりした空気感などはパースに非常に似ていると思います。

オーストラリアのどの都市がおすすめ?

どこに住むのがおすすめかはオーストラリアに留学で来るのかワーホリで来るのかあるいは仕事を求めて来るのかによっても変わってくると思います。ここではそういった事は度外視して街並みや天候、ローカルの人がどんな感じかといった住み心地という観点から比べてみたいと思います。これまでにも都市別の比較のような投稿は何度か上げています。そちらもご参照ください。

シドニー

シドニーの特徴は以下の通りだと思います。

  • オーストラリア最大の都市であり経済の中心。
  • 大企業の本社も数多くあり、重役の人も多く住むこともあってか規則正しく堅実的な人が多い印象
  • 一方で移民の人達も多くやって来る場所であり、場所によっては治安が悪いところも
  • シティは海にも近く公園もたくさんあり緑が豊富。都市と自然がうまく調和された都市
  • 東京や大阪と比べたらかなり小さく人混みもそれらの都市と比べたら全然ストレスを感じない
  • Vivid Sydney を始めとする様々なイベントが一年を通して行われていて飽きることはない
  • 意外に美味しいコーヒーのお店が少ない?
  • 日本へはANAが直行便を出している(羽田行き)
  • 日本人も多く日本食の店やスーパーも充実していて非常に生活のしやすい都市
  • 日本で言えば東京?

メルボルン

メルボルンの特徴は以下の通りだと思います。

  • オーストラリア第2の都市
  • 人口的には現在はシドニーとほぼ差が無くなっている
  • 歴史的建造物がシティの至る所にある。
  • 芸術、コーヒーで有名、美食の町
  • スポーツ、音楽の大型イベントもメルボルンで開催されることが多い
  • シティを離れればシドニーと違い空がものすごく広い。海の透明度もぐんと上がる。
  • ワインの生産地まではシティから30分、40分程度と近距離。
  • スポーツや芸術、グルメ好きな方には最高の町
  • 天候に恵まれないのが残念。冬はオーストラリア屈指の寒さ(東京より少し暖かいくらい)
  • 芸術系の人が多いのか他の都市と比べると我が道を行く、俺様がルール的な人、プライドが高い人も多いように感じる
  • シドニーと比べると貧富の差も大きいような。。。
  • 日本へはJAL及びカンタスが成田まで直行便を出している
  • 日本で言ったら湘南(クリエーターが多く住む町)に大都市をくっつけたようなところ?

ブリズベン・ゴールドコースト

ブリズベン・ゴールドコーストには観光で訪れたことはあっても住んだことがないので、どこまで正確かわからないのと、あまり多くの事は記せませんが特徴は以下の通りです。機会があれば住んでみたい都市です。

  • ブリズベンはオーストラリア第3の都市
  • ゴールドコーストはとりわけ世界的観光地
  • シドニーやメルボルンに比べるとコンパクトでその分町も人ものんびりした空気を感じる
  • 親切な人も多い。日本人も多く日本人コミュニティも大きい?
  • ブリズベン自体は海に近くないがゴールドコーストやサンシャインコーストまで1時間ほど
  • 天気は晴れの日が多く気温も1年を通して快適。ただ、夏は湿気が凄いらしい。
  • ビーチがきれい。町の景観もすばらしい。こんなところに住めたらと思わされる。
  • モートン島を始め沖合に出れば美しい島も
  • 日本への直行便はいくつかある(Jetstar、Virigin、カンタスなど)

パース

Perth - City
Perth – City

パースは唯一オーストラリア大陸の西側にある都市です。です。上の3都市と比べると規模もだいぶ小さくなり、日本から来ると都市と呼ぶには小さすぎるかもしれませんが、オーストラリアに長く住むと都市と呼べると思います。

  • パースはオーストラリア第4の都市。町は非常に小さい
  • シドニーなどに行くよりバリの方に近く、福岡から東京に行くより釜山に近いのと同じ
  • 福岡の人達があまり東京を意識しないのと同じように、パースの人達もシドニーを意識しない
  • 西オーストラリア州のほとんどの人がパースに住む。よって同州は手つかずの自然の宝庫
  • キングスパークはシティにある公園としてはオーストラリア最強
  • フリーマントルから25分程で行けるロットネスト島は美しすぎてやばい
  • 自然の美しさはオーストラリア随一。パースを拠点に西オーストラリア州内を旅行するのに最高
  • パースの人は人なつこく非常に親切
  • 町のイベントは夏は豊富だが、雨季の冬はほとんどなく非常に退屈
  • 夏は37、38℃まで普通に上がるがカラッとしているので日陰にいればエアコン要らず
  • 6月~9月までは雨季で晴れの日は期待できないが10月から5月までは天気は最高
  • 意外にコーヒーがおいしい。意外に食べ物もおいしい?
  • のんびりしたい、オーストラリアの自然を満喫したい人に最高の場所
  • 日本に帰るにもANAの直行便あるいはシンガポール経由で帰りやすい
  • 日本で言ったら福岡

アデレード

アデレードも住んだことがないのであまり多くは語れませんが、観光で訪れた限りは美しい町だと思います。機会があれば住んでみたい都市です。

  • オーストラリア最大のワインの生産地
  • シティはパースより小さくコンパクト
  • シティの景観も美しいし、シティを離れ丘陵地帯が芝生に覆われた景色は超絶美しい
  • The Economist Intelligence Unit 社の「世界で最も住みやすい町」第3位(2021年)
  • 日本への直行便はない。まず、メルボルンなどまで行く必要がある。
  • 夏はからっとして過ごしやすい(そう)。冬は雨季。

ホバート

ホバートはタスマニア州の最大の都市。メルボルンの南にあるタスマニア島全体がタスマニア州となっています。観光名所もたくさん。オーストラリア屈指の自然や南部ではオーロラも見られます(条件が重なれば)。一度は住んでみたいところ。

  • オーストラリア最南端に位置し、その南には南極
  • 冬は山間部では雪が降ることも
  • 山に囲まれた景色は美しい。サラマンカマーケットは訪れる価値あり
  • タスマニア島は観光名所が豊富。ポートアーサーはおすすめ。
  • ワイングラスベイを始め水の透明度もさすが。ドライブしているだけでうっとりする景色が多々
  • ワインもおいしい
  • 日本への直行便はなし。まずはメルボルンへ行く必要あり。

個人的おすすめNo1都市は…

パースです。自然派の私には西オーストラリア州の自然はオーストラリア最強だと思います。そしてパースシティの歩きやすさと言ったら。人を避けて歩く必要がない。でも、人がいないわけではなく適度な混み具合も私にとっては最高ですし、人も町もリラックス感が半端なく西オーストラリアの人はとりわけ親切だと思います。また、シドニーやメルボルンから離れていることもあってか、シドニーやメルボルンに対抗意識を燃やすこともなく「うちらはうちら。背伸びしてシドニーやメルボルンの真似をする必要はない」という考えの人が多いように思えます。これはまさに福岡の人達が東京や大阪の人に対して考えるのと同じです。

よく猫好きな人が「私が家に帰ってきてもしっぽとか振って寄ってくるわけでもなく、そういうところが超かわいい」と言いますがそいうのとも似ているかもしれません。

パースを1位に選んだからと言って他の都市がダメと言うのはありません。もし、私が芸術とかものすごく好きであればメルボルンを1番に気にっていると思いますし、都会派であれば、シドニーを選んでいると思います。ブリズベン・ゴールドコーストやアデレード、タスマニアには旅行で行ったことがありますが、旅行で行くのと住むのとではまただいぶ違うと思いますので、一度住んでみたいなとも思います。

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