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前回に続き、フーコック島旅行についてです。

初日はチェックインした後、ホテル内及びホテルの正面のビーチを探索して軽い夕食を取って早めに休み、2日目はダウンタウンエリアとサオビーチ、3日目は胡椒とヌクマムの見学と Hon Thom Natural Park、4日目に Vinpearl Land を訪れました。フーコック島は淡路島くらいの大きさだそうで4泊もすればフーコック島は十分満喫できるのではないかと思います(今回、島の北部のほうはまだあまり開拓されていないこともあり、探索しておりません)。

さて、フーコック島のダウンタウンエリアですが、予想よりも大きく活気があるような感じでした。ベトナムといえばすごい数のバイクが無秩序に走るイメージですが、正しくそのような感じがフーコック島でも見られました。車がバイクを追い越す場合にクラクションを鳴らしながら追い越すのがルールのようですが、バイクの数があまりにもすごいので車はほぼずっとクラクションを鳴らしっぱなし。最初はやかましく感じましたが、慣れとは恐ろしいもので3日目には気にならなくなってました。

建物などは近代的なものもありますが、多くは日本の昭和50年代の臭いのする古くて懐かしい感じの建物が多く、当時の日本にタイムスリップするような感覚すら覚えました。

フーコック島ダウンタウンーナイトマーケット会場

フーコック島ーダウンタウン

フーコック島ーダウンタウン

フーコック島定番の観光である胡椒とヌクマム(魚醬)の見学。ベトナムはここ15年程胡椒輸出量世界一だそうで、実はインドより胡椒の生産が盛んだそうです。また、フーコック島で生産されるヌクマムは最高級の評価がされているそうで、本当は買っていきたいところでしたが、その強烈な臭いのために飛行機に持ち込みがチェックイン、機内持ち込み共に禁止されています。じゃあ、郵便などで送れないかと考えますが、フーコック島からはホーチミンとハノイかどこかにしか配送しないとのことで、ホーチミンに滞在すればホテルなどに送ってそこから市内の郵便局などに持ち込んで送ることができるのかもしれませんが、そうでなければ国外に送ることはできず買う意味がありません。

胡椒畑
胡椒の実
ヌクマム工場

サオビーチはフーコック島で一番きれいなビーチと評価されています。実際にいくつかのビーチを見ましたが、確かにサオビーチは他よりもきれいでした。ただし、私個人的には Hon Thom のビーチのほうが若干綺麗かなと感じました。

サオビーチ
An Thoi ー Hon Thom 間のケーブルカー。世界一長い距離のケーブルカーだそうです。片道20分くらい乗っています。
ローカルの食堂のような感じのところで食べました。確か30,000ドンくらいでしたので140円ほど。安くておいしかったです。

ホテル正面のビーチ

ナイトマーケットは食の天国。魚介類、揚げ物、バーベキュー、スイーツ、どれを食べてもおいしいかったです。値段は大体一皿(一品)30,000ドンから40,000(140円~190円くらい)。魚丸々1尾だと100,000ドン近くしますので、やはり観光地プライスになっていると思われます。上の写真のローカルの店で食べたフォー?も30,000ドン。それと貝1粒や生春巻き、バーベキュー1串が同じと考えたら高いです。

ナイトマーケット①

ナイトマーケット②

ナイトマーケット③

ナイトマーケット④

ナイトマーケット⑤

ナイトマーケット⑥

マーケットの通りを外れて人気のない道を恐る恐る歩いているとローカルの屋台っぽいお店に出くわしました。建物古いですし、テーブルは高架下。しかし、人気のない一帯にここに向かっていくバイクに乗ったローカルの人たちを途中多く見かけました。下の写真の奥に移っているベトナムの帽子をかぶったおばあちゃんが焼肉を焼いていますが、それがものすごく良い臭いでうまくないはずがないと思わしめるもので、衛生面が気になりましたがついオーダーしてみました。下の写真の通り、目玉焼きの下にライスが敷かれ、焼肉一枚、きゅうりにたれ、そしてスープ付き。これも30,000ドンです。味はものすごくシンプルですが、たれが生春巻きに添えられる甘辛いあのたれに似ていて、それとご飯だけで一杯いけそうなくらいおいしいたれでした。そのたれと焼肉、目玉焼きがごはんとの相性抜群。ナイトマーケットもおいしいものがたくさんありましたが、こちらもそれに負けないくらいおいしいものでした。

ちょっと上の場所は上級者向けな感じがしますが、下のようなローカル向けのレストランもちゃんとあります。こちらの方が何だか安心して入れますよね。

最後になりますが、今回フーコック島を旅して一つ悲しい気持ちになったことがあります。下の写真が一例ですが、フーコック島を訪れてびっくりしたのが、更地のオンパレード。観光の開発がすさまじい勢いで進んでいて、ホテルやリゾート施設の建設ラッシュがすさまじかったです。2012年にフーコック島に国際空港が建設され、それからヨーロッパや他の地域の白人富裕層をターゲットにマーケティングが行われているようで、現時点でホテルではJWマリオットやインターコンチネンタル、アコーホテルズなどが進出していますが、まだまだ開発ははじまったばかり。プロジェクト自体は300ほどあるそうですが、そのうち30ほどが動いているに過ぎず、その全てが実行されればフーコック島は自然がなくなってしまうのではないかと危惧しました。ベトナムは今、東南アジアの中でも経済成長が著しい国ですが、経済の成長と引き換えに多くの自然が失われる、そんなことを感じたフーコック島への旅でした。

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