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メルボルンがあるビクトリア州(VIC州)は本日2回接種済みのワクチン接種率が見込み通り70%を超え、本日 11:59pm をもって Metropolitan Melbourne と呼ばれる31のメルボルン及び近郊の市区町村におけるロックダウンが終了となります。近郊と言っても Mornington Peninsula やオーストラリアのワインリージョンとして有名な Yarra Valleyも Metropolitan Melbourne に含まれているそうでかなり広範囲になります。VIC州のロードマップについては下記のリンクを参照ください。具体的な規制緩和はこちらも参照ください。

Victoria’s Roadmap | Coronavirus Victoria

80%の接種率には11/5あるいはそれより少し前に達する見込みで、現在はその時点でシドニーがあるNSW州同様に海外からの入国を受け入れるかどうか州政府レベルで議論されています。80%に到達する直前に州政府から発表があると思われます。

カンタスも国際便の再開を発表、シンガポール航空なども検討中

オーストラリアの航空会社カンタス航空は連邦政府の11/1からの開国に併せて国際便を徐々に再開させます。まずは11/1よりロスアンジェルス、ロンドン便を再開させ、その後シンガポール、そして香港や日本などの便も再開させるようです。現在は東京行きの便の再開を12/18と見込んでいます。

シンガポール航空を始めとする世界の主要航空会社もNSW州の11/1からの開国宣言を機にオーストラリア政府と便の再開について協議しているようです。

オーストラリア大陸の東側は州境の再開に向けて着々と準備中

VIC州の下にあるタスマニア州(タスマニア島)も同様に本日70%を超えたそうです。タスマニア州はコロナを抑え込んでいるのでそもそもロックダウンはありませんでしたが、州境の再開は12月あるいは来年1月頃が見込まれています。理由は医療施設が他の州に比べて充実しておらず、医療崩壊を起こさないためには州境の再開には慎重にも慎重を期さないといけないそうです。

NSW州、VIC州、QLD州、そしてそれに続くと思われるTAS州(タスマニア州)。オーストラリアの東側は開国に向けて着実に足を進めています。

それ以外の州もクリスマス前の州境に向けて邁進中?

残るは超強硬派のWA州(現在州内でのワクチン接種率の向上に全力を傾けています)、そしてSA州は州境再開へ向けて規制緩和のロードマップを作成中、ウルルなどがあるNT州は11月の前半に接種率が80%に達すると見込まれています。

各州が連邦政府の「クリスマス前には州境を開くように」という指示に向かって、邁進しているような状況です。

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