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メルボルンがあるVIC州は今日の会見で、ワクチン接種率(2回接種済み)が80%、90%に達した時点での規制緩和について述べました。具体的な緩和策については下記のリンクを参照してい頂き、ここでは会見で述べられた重要点をまとめてみたいと思います。

Victoria’s Roadmap | Coronavirus Victoria

  • ワクチン接種率80%の到達は10/29見込み。既に発表されたロードマップ通りの緩和を行う。
  • ワクチン接種率90%の到達は11/24見込み。規制は公共交通機関、病院、刑務所等感染リスクの高い屋内でのマスク着用のみ。人数制限等の規制は撤廃
  • ただし、お店や施設、職場などに入る際にスマートフォンでQRコードを読み取るのは引き続き継続
  • VIC州はワクチン2回接種をした人達に対して自由を与える社会を形成していく。2回接種していない人はVIC州のワクチン接種率に関わらず2回接種するまでお店や施設、職場などに入ることはできないし、ソーシャルディスタンスはマストとなる。この方針は2022年一杯続けていく。

日本でもオーストラリアでもそれ以外の国でもワクチン接種義務について様々な声があると思います。例えばシドニーがあるNSW州はワクチンが様々な理由で接種できない、接種したくない人たちに対しても一定の制限を課しつつもある程度自由を与える姿勢を示したのに対し、VIC州は2回接種した人にのみ自由を与えると明言し、強制はしていませんが州民に2回接種するよう強く勧めています。理由は医療崩壊を避けるためで、2回接種していない人の感染リスクの高さはワクチン接種率に関係なく高いままで、医療のひっ迫につながり新型コロナ以外の患者が十分な必要な治療を受けられなくなる可能性が高いと考えているからです。

身体的な理由でワクチンを接種できないなどやむを得ない事情がある場合は除いて、副作用のリスクなどを懸念して接種に躊躇している方もいると思います。ただ、現時点ではやはりワクチンの接種が新型コロナウィルスに対して一番効果が高いと考えられているため、ワクチンパスポートを始め世界は経済や人、物の行き来再開させるために2回接種を求める方向になってきていると思います。

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