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前回前々回はオーストラリアからの出国から日本への入国までを記しました。今回は日本でのホテル隔離についてです。なお、これはあくまでも一例としてください。まず、私のケースはオーストラリアからの帰国で帰国当時はオーストラリアは感染者が多い地域とみなされておらず、自主的にホテルまたは自宅での隔離というルールになっていました。これがインドや現在感染者が増えている東南アジアからの帰国だと強制隔離になるケースもあり、そうすると隔離専用のホテルに強制的に隔離され行動もより厳しく制限されるそうです。

また、何人かの方の話を聞いていると、ホテルによってホテル隔離の体制に多少違いがあるようです。恐らく外務省の規定に純粋に従っているホテルやそれだけでは不十分として独自のコロナ対策を打ち出してより厳しく行っているホテルなどあると思われます。

私が泊まったホテルはとある空港に直結していて歩いて行けるので選びました。チェックインは通常のチェックインと同じで予約時にオーストラリアからの帰国で14日間の隔離で滞在することを伝えてありました。

チェックイン時の説明では

  • レストランやジムなどホテルの施設を利用できない
  • 不要不急の外出は控えること
  • 部屋は3日ごとに交換(移動)する

ということでした。私は大手予約サイトから予約した際に朝食付きの予約をしコメント欄にルームサービスという形で対応してくださるかお願いしましたが、隔離滞在の場合は朝食付き予約は受けないことになっているが、すでに申し込まれているので、今回は特別にということでご対応頂きました。大変感謝です。

最初、「不要不急の外出は控えるように」というルールに疑問を感じ少し対策が緩いなと感じましたが(オーストラリアとは全然違います)、後で外務省のホームページでも不要不急の外出は控えることとなっているのを知ったので、ホテルとしては国の方針に従い取るべき対策を取ってるんだと考えを改めました。

3日ごとに部屋を交換するのはリネンやアメニティを補充するためだと思われます。これはホテル側の事情というより、お客様に快適に滞在していただくというホテルのサービス、ご厚意かと思われます(オーストラリアとは全然違います)。とてもすばらしいです。

部屋はスタンダードの部屋を確保しましたが、日本のホテルなので広さに関しては仕様がないなと思いました。ただ、客室はとても清潔で、快適に滞在できました。窓の外にはANAやJALの飛行機が止まっていて、景色も最高ですし、ルームサービスの朝食もとてもおいしく、品目も多く素晴らしかったです(オーストラリアとは全然違います)。ホテルのサービス、滞在に関しては全く不満はなかったです。スタッフの方も皆とても親切でとても快適に過ごせました。

隔離期間中は毎日午前中に1回メールが届きリンクをクリックすると政府のサイトへ飛び、そこで健康状態を回答していきます。また、1日に1~3回アプリの通知が届き、アプリを起動させて、GPS情報を送ったり、別のアプリでビデオチャットによって居場所を確認したりします。基本的に相手方はホテルの人ではなく水際対策に携わっている政府に雇われている方が遠隔で監視するという風になっているのだと思われます。なので、30分、1時間程度の外出であれば出れるという隙が出来ると思います(外務省の規定では不要不急の外出は避けるとなっているので違反ではないのかもしれませんが)。

オーストラリアの場合は強制隔離になるので、空港からホテルまで専用の大型バスでホテルへ送る人(軍や警察官)、ホテルでチェックインを行う人(ホテルスタッフと軍・警察官)、各フロアで客室から逃げ出さないか監視するセキュリティの人と役割分担されていて、その場その場で持ち場の人がそれぞれ責任をもって監視を行っている感じです。この辺が国によって少しやり方が違うのかなと感じました。

次回はオーストラリアのホテルでの隔離について記していきたいと思います。日本とのホテル隔離の違いが如実に判ると思います。

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