前回はオーストラリアからの出国について投稿しました。オーストラリアはオーストラリア市民や永住権保持者については入国だけでなく出国に関しても制限を課しています。そして、出国の許可を得て出国するまでがいかに大変かを述べました。さて、今回は出国した後から日本への入国までについて述べたいと思います。
①入国までの準備も結構ある
まず、コロナの陰性証明以外に以下のフォームの記載およびアプリのインストールが求められます(機内で到着前までに記入しておきましょう)。
フォームの記入
(本邦入国/帰国の際に必要な手続・書類等について)(入国拒否対象地域に指定されている国・地域(感染症危険情報レベル3))|外務省 (mofa.go.jp)
- Web質問票
- 誓約書
- 入国される皆様へのご協力のお願い
- 出国前検査の受検及び入国に当たって必要なアプリのインストール
アプリのダウンロード(出発国の搭乗ゲートで待っている時あるいは日本の空港の到着時に空港スタッフが付き添ってインストールを手伝ってくれます)
Microsoft PowerPoint – 0412)(入国前)チラシ【1枚紙】(対象OS明記) (emb-japan.go.jp)
- COCOA
- OEL(Overseas Entrant Locator)
- MYSOS(上記リンク先ではSkype又はWhatsappとなっています)
日本の空港に到着し飛行機を降り立つと空港スタッフの方が各種書類のチェックやコロナの検査などをする場所に案内されると思います。羽田空港の場合、全部で7-8ブロックあるいは10ブロックほどを通過することになります。各ブロックでは上記の各種フォームに不備がないかアプリが適正にインストールされていて使用可能な状態か、そしてコロナの唾液検査などが行われます。コロナの検査を含めて全てOKであれば Baggage Claim でスーツケース等を回収し入国審査、検疫等を経て入国が許されます。 私の場合は飛行機を降り立ってから入国までに2時間弱かかりました。
今回経験して感じたのは、陰性証明+各種アプリのダウンロードや各種書類の記入、空港でのスタッフによる何重にもよるチェックなど、水際対策は結構しっかりしているのではないかと感じました。いくつもの書類や何重にもよるチェックなどは日本ならではで外国ではこんなに面倒くさいことはやらないのではないかと思います。
入国後の管理が杜撰?
入国までは何重にもよるチェックが行われるなどしっかりした印象ですが、一旦入国が許されるとその後は「タクシーを含む公共交通機関は利用しないでください。家族に迎えに来てもらうかレンタカー、ハイヤーなど利用してください」と放任、お願い主義になります(インドなど感染リスクが高いとみなされている国は別)。セキュリティの人であったり警察の人が傍にいて同行、監視するというのは全くありません。ホテル隔離も「レストランなどの利用はできません。外出はなるべくお控えください。」という感じでお願いするだけです。外務省のホームページでも不要不急の外出はお控えくださいとなっています。
上述の通り、隔離期間中はメールやビデオチャット、GPSで所在地の確認がされますが、1日1回あるいは2回のみで実際にセキュリティの人が監視しているとかではないので、本人が外出したければ自由に外出し放題です(遠出は無理かもしれませんが、30分程度の外出なら)。
なので、入国までのチェックはしっかりされているような印象がありますが、一旦入国が認められると後はお願い主義、放任主義なのかなという印象です。かつては「大学は入学まではめちゃめちゃ難しいが、入学したら卒業までは遊び放題」と言われていましたが、それと似ているような感じがするのは私だけでしょうか?
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