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オーストラリアでは11/1からの国境再開に備えて、今日から海外渡航用のワクチンパスポート(International Covid-19 Vaccination Certificate)を取得することが可能になりました。詳細は下のリンクで確認できます。

Getting help during coronavirus (COVID-19) – International COVID-19 Vaccination Certificate as proof – Services Australia

日本は既に海外から日本への入国に関して、ワクチンパスポートの使用を認めている国がいくつかありますが、オーストラリアは実はまだ含まれていません(NZも同様です)。

外務省 海外安全ホームページ (mofa.go.jp)

これは単純にオーストラリア政府がこれまでワクチンパスポートに関するシステムを開発中で準備できていなかったということだと思います。オーストラリアのワクチンパスポートが日本政府に認められると入国後の隔離が免除あるいは軽減されることになると思います。今年の6月頃まではコロナを抑え込んでいたのでワクチンパスポートの取り組みも急ぐ必要がなかったのだと思います。一方でデルタ株に先にやられたヨーロッパの多くの国やアメリカなどは既に開始されていて日本政府にも認められています。

オーストラリアのワクチンパスポートの取得方法は Medicare(メディケア、日本の健康保険に相当するもの)に加入している場合とそうでない場合とで違うようです。既に2回接種済みの人はオーストラリア人であれそれ以外の人であれ、所定の手続きを経て取得することが可能です。

Medicare に加入している人

Medicate のサイトからダウンロードが可能。myGov のサイトに Medicare をリンクさせている方なら myGov から Medicare のサイトに飛んでダウンロードすることも出来ます。また、Medicare のアプリをスマートフォンにダウンロードされている方はそちらからも取得が可能です。

Medicate に加入していない人

Medicare に加入していない人に関しては、2回の接種が完了し、Australian Immunisation Register にその事実が記録された時点で証明書の発行が可能だそうです。証明書の取得方法は下記の通りです。

Getting help during coronavirus (COVID-19) – How to get proof – Services Australia

11/1の国境再開後にすぐ海外旅行に行く人は少ないと思われる

11/1より国境が再開されますが、現時点では様々な不確定要素があり多くの人が即海外に出かけるとは思えません。理由はいくつかあります。

  • 海外の多くの国が入国に関して規制を設けている
  • 航空券代の高騰が引き続きメディアで報道されている
  • 予約した便が直前でキャンセルされる可能性もまだあり、乗り継ぎがある場合、途中で足止めを食う可能性もある
  • これまでの経験からまたオーストラリア政府が急なロックダウンや鎖国を行わないか不安
  • 最初はシドニー空港だけが開国で他の州は州境を閉じているところも多い。海外からシドニーに帰国後、シドニーから他の州へ行くのが当面は難しい

11/1の国境再開は主に海外に取り残されてオーストラリアに長い事帰国できていないオーストラリア人の帰国やオーストラリアで暮らしている家族に会いに行く人向けだと思います。その後、留学生などにも門戸を広げ、一般の旅行者が気兼ねなく旅費も含めてコロナ以前のように気兼ねなく旅行できるようになるのは来年でしょう。

来年のいつ頃になるかは上の問題が解決され、世界全体でのワクチン接種率や現在は製造メーカーはワクチンの開発から経口薬の開発にシフトされていると思いますので、それがいつ多くの人に渡ることができるようになるかによっても時期が変わってくるのではないかと思われます。

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