Blog

シドニーがあるNSW州やメルボルンがあるVIC州に続き、ゴールドコースト、ブリズベン、ケアンズなどを有するQLD州の州知事は今日の記者会見でQLD州の州境の再開に向けてのワクチン接種プランを発表しました。70%に達した段階で州境を開き、接種率70%、80%の各段階でどのような規制緩和が行われるか発表されています。

この会見で特筆すべきは海外からの入州も認めるという点です(ただし、まずはオーストラリア市民、永住権保持者に限られます)。

Queensland’s COVID-19 Vaccine Plan To Unite Families | Queensland Government (covid19.qld.gov.au)

接種率70%(2回接種済み)

接種率70%に達するのは11/19かもう少し早く到達すると見込まれているそうです。その時点での規制緩和は以下の通りです。ホットスポットに指定されている地域(NSW州、VIC州)からの入州とそれ以外の地域からの入州で分けています。

ホットスポットに指定されている地域(オーストラリア国内)からの入州

  • 2回のワクチン接種を済ませていること。
  • 飛行機での入州に限る
  • 入州前72時間以内の陰性証明
  • 入州後14日間の自主隔離
  • 上記のいずれかを満たしていない場合は、政府指定の隔離施設で14日間の隔離

ホットスポットに指定されている地域以外(オーストラリア国内)からの入州

  • 特に入州に関する規制なし
  • 入州後の隔離も不要

海外からの入州(海外から直接QLDへ入州)

  • QLD州内への直行便にて入州する場合のみ、政府指定の隔離施設で14日間の隔離を条件に入州を許可
  • ただし、入州出来る人数は現在連邦政府が実行している入国者数制(QLD州に割り振られている分)の範囲内に限られる

海外からの入州(豪州国内の他の州を経由してQLDへ入州)

QLD州に入州する日より14日以内に海外にいた場合は、直接QLD州に入州する場合同様、政府指定の隔離施設で14日間の隔離が必要。

海外からの入州(Safe Travel Zone から QLD へ入州)

検討中。10/18日現在、Safe Travel Zone に指定されている国、地域はないと思います。NZの南島から豪州への往来は明後日から再開されるようです。

New Zealand travel zone status | Smartraveller

接種率80%(2回接種済み)

接種率70%に達するのは12/17かもう少し早く到達すると見込まれているそうです。その時点での規制緩和は以下の通りです。ホットスポットに指定されている地域からの入州とそれ以外の地域からの入州で分けています。

ホットスポットに指定されている地域(オーストラリア国内)からの入州

  • 2回のワクチン接種を済ませていること
  • 入州72時間以内の陰性証明
  • 入州後の隔離は不要
  • 飛行機、車等入州方法は問わず

ホットスポットに指定されている地域以外(オーストラリア国内)からの入州

  • 特に入州に関する規制なし
  • 入州後の隔離も不要

海外からの入州(海外から直接QLDへ入州)

  • オーストラリア市民あるいは永住権保持者
  • ワクチン2回接種済みであること
  • 入州72時間以内の陰性証明
  • 一定期間の自主隔離あるいは政府指定の隔離施設での隔離
  • 入国者数の制限はなし

海外からの入州(豪州国内の他の州を経由してQLDへ入州)

  • 2回のワクチン接種を済ませていること
  • QLD州が定めた一定期間の自主隔離あるいは政府指定の隔離施設での隔離

QLD州に入州する日より14日以内に海外にいた場合は、政府が定める一定期間の自主隔離が必要。

海外からの入州(Safe Travel Zone から QLD へ入州)

検討中。

現在、QLD州の接種率(2回接種済み)は56%だそうです。ブリズベンの接種率は高いようですが、それ以外の地域、地方での接種率がまだまだのようです。

上の条件に関しては詳細は下記のサイトを確認ください。例えば2回ワクチン接種済みに関しては接種してから2週間が経っていることが説明されています。

Queensland’s COVID-19 Vaccine Plan To Unite Families | Queensland Government (covid19.qld.gov.au)

QLD州も州境の再開に向けて積極的に

先日の会見とはうって変わって今日の会見は州知事は極めてポジティブな内容でした。東京五輪開催中、自ら東京に出向いて2032年のブリズベンオリンピックを確定させた際に、「東京で多くの人から家族や親せきと会えない事の辛さを伝えられ、家族とのつながりの大切さを改めて感じた」と3か月前の出来事まで持ち出したのにはびっくりです。いずれにしても、うれしいニュースです。

Comment

  1. No comments yet.

  1. No trackbacks yet.