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パース観光に必要な日数は?

前回前々回でパースについての基本的な情報を記しました。では、パースに行くとしたら、どこがおすすめ?、日程はどのくらい必要?今回はこの辺に絞って述べていきたいと思います。

①日程

パースに観光で行くとしたらどのくらいの日程が必要ですか?一概に言うのは難しいですが、「最低1週間」とここでは言っておきたいです。何故ならパースから東京まではANAの直行便で9時間強、シンガポールなど経由すると12時間近く(トランジットの待ち時間は除く)はかかるので行きと帰りでそれぞれ1日ずつ移動でつぶれます。1週間の休みを取ったとしても実質パースでの観光に費やせるのは5日間です。パースのシティも観光して更にパースの大自然を味わいたいとか、マーガレットリバーでワインを堪能したいとなると、5日でも結構忙しいスケジュール、あるいは一部断念せざるを得ない状況になってくると思います。「うちの会社、3,4日くらいな取れると思うけど1週間は厳しいかな」なんて方もいらっしゃるかもしれませんが、やはり日本から近くはないので、1度きりのわがままと上司に了承してもらうように頑張りましょう。

旅程についてですが、仮に一週間休みを取ったとして日本ーパース間の移動を除いた実質5日間をどのような旅程にするかは、①初めてパースを訪れる人、②過去に1,2度来たことがあって、シティやその周辺の観光スポットはもう行ったという人、③以前ワーキングホリデーや留学などでパースに住んでたことがあるので、その時行けなかったパースからかなり離れた場所に行きたいという人など、人によって様々だと思います。なので、ここでは旅行会社のような5日間の旅程プランといったモデルを示すのでなく、観光スポットを地域ごとに示してどのくらいの時間が必要かを併記したいと思います。それを自分自身で組み合わせて旅程を作成するという方が多くの人にとって有益かと思います。

②レンタカー、カーナビ、携帯のSIM

観光に際してレンタカーを借りるべきか?ツアーに参加して行くべきか?など考慮することがいくつかあると思います。パースについては生活圏であるパースのシティエリア及び近郊の町へはバス、電車が走っています。例えばシティから30分ほどのフリーマントルという町はどの観光ガイドにも載っているおすすめの場所ですが、同時に多くの人が住んでいて生活の拠点にしている場所でもあるので、シティから電車、バスのどちらでも行くことが出来ます。一方、同じくシティから30分ほどのところにあるスワンバレーは緑豊かなところでワイナリーやカンガルーに触れることが出来る動物園などがありますが、生活圏というより観光地であり、シティからバスや電車では行けません。なので、レンタカーを借りて行くかツアーに参加することになると思います。

パースでの大手のレンタカー屋は Hertz、Avis、Budget、Europcar、そしてBayswater という所のレンタカーも良く見かけます(他に比べて値段が安いようです)。1日当たりの料金は日本とそれほど変わらないと思います。また、日本と同様に需要の高い・低いで料金は変動しますので、前もって予約するか直近に予約するかで料金は変わってきますし、祝日と重なる時などは需要が高くなるので料金も上がります。

カーナビについてですが、以下に述べるこちらでの状況を考えた時にあったほうが良いと思います。「レンタカー屋で借りたら車にカーナビ付いてないの?」と思われるかもしれませんが、パースのレンタカー屋の場合、ビルトインのカーナビを有しているレンタカーはまずなく、オプションで外付けのポータブルカーナビが基本だと思ってください。そして、オーストラリアはサービスにはお金がつきものの国です。有料です。レンタル料金は1日当たり$20くらいかかると思います。なので、5日車をレンタルするとカーナビのレンタル料金だけで$100近くになる恐れがあります。

そんなの嫌だという方はパースの家電量販店で安いのを購入するのも一つの手だと思います。安いのであれば$70ぐらいで売られているのもいくつかあります。「JB Hi-Fi」 というのがパースでのメジャーな家電量販店でシティーにも何か所かあります。

「カーナビなんて必要ないじゃん。今は携帯のグーグルマップで十分でしょ?」と思われた方。半分イエス、半分ノーです。まず、携帯の電波が使えることが必要です。SIMフリーの携帯をお持ちでパースでプリペイド方式のSIMを購入すれば使えると思います。シティ及び周辺の観光スポットなら携帯の電波は大抵のところで受信できるのでそれでも問題ありません。

問題はパースを離れた時です。パースを離れると電波を受信できないところがほとんどです。町に入れば受信できますが、町と町の間では基本的にSOS Only が表示されます。また、小さな町になると携帯会社によって電波問題なく受信できる、できないがはっきりしてくるところもあります。電波が入らないところではグーグルマップの進路を変更することはできません。目的地に向かって走っている途中、寄り道したくなることもあるかと思います。その時に進路の設定を変更できない。変更してしまうと元々の目的地へのルートも表示されなくなってしまい、初めて訪れるような場合、道標が全くなくなり迷子になる可能性があります。オーストラリアは広大な国です。次の町まで数十キロとか数百キロということもしばしばです。ガソリンスタンドやお店もなく車も人も殆ど通らないところで迷子から抜け出せるかという不安、どんどん減っていくガソリンの残量、日中ならば水など飲み物の残量が気になり、日が落ちればカンガルーが道路や車に向かって飛び出てきて車が大破されます。「俺ら生きて帰れる?」と不安になってきます。これが、グーグルマップの怖いところです。

日本では地方のよっぽどはずれでなければもはや電波が入らないところはないんじゃないかと思うくらいにカバーされていたりしますが、オーストラリアは基本電波が入るのは人が生活しているところだけです。町を抜けたら電波はなくなります。

話が長くなってしまいましたので、観光スポットについては次回以降述べていきたいと思います。

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