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日本に帰ってきて早2週間。コロナ後の日本は何か変わってるか、変わっていないかなど体験するのが楽しみでした。いくつかこれまで気づいたことを記したいと思います。

とにかくおしゃれ

今回に限ったことではありませんが、いつも日本に帰って感じるのはとにかくおしゃれ。今回で言えば再開発されている渋谷や銀座の新しい建物やお店など。オーストラリアもおしゃれなお店はたくさんありますが、日本の最新の流行は更に一歩進んだ感じの近未来的なデザインだなと思います。

そして何といっても女性のファッション。変な意味でなく、「あなたモデルか女優ですか?」と思うくらいみんなオシャレにものすごく気を使っているのが感じられます。おしゃれ度ゼロ(失礼!)のオーストラリアから来るととりわけ日本人女性の身だしなみや服装は輝いて見えます。笑

こんなに空いている東京を見るのは人生で初めて

前回の投稿でも述べましたが人も車もコロナ以前の頃と比べると半減もしくはそれ以上かと思ってしまうほど少ないです。今回は3年ぶりの規制のないゴールデンウィークということで、ゴールデンウィークになると人ごみや高速道路の渋滞などはコロナ以前に戻った感はありますが、ゴールデンウィークを除けばこんなに人が少なくて暮らしやすい東京は人生で初めてだと思います。日本で生活している知り合いとキャッチアップしましたが、これでも昨年と比べると随分マシになったそうです。昨年は本当に東京はガラガラだったそうです。

マンボウなどを始めとする規制が「外に出かけるのは良くない」という意識を無意識に植え付けているのでしょうか?リモートや地方移住なども結構進んでいるんでしょうか?

みんなきちんとマスクしている

日本人はちゃんとマスクをしている。頭では理解しているつもりでしたが、本当に全員がしっかりマスクを着けている。町中でも電車でも「俺はマスクなんてしないぜ」って感じの人が一人としていない(と昨日まで思っていましたが、昨日初めてしてない人を1人見かけました)。

これ、オーストラリアでは考えられません。オーストラリアでは法律でマスク必着の時期でも1割、2割くらいの人は無視してマスク無しで歩いている人がいました。一方、人口もシドニーやメルボルンの2倍以上いる東京で一人一人がみなしっかりマスクを着けている(しかも法律では義務付けられてませんよね?)。朝、ジョギングしている人もしっかりマスクをして走ってる(←オーストラリアではジョギングやサイクリングしている人はみなマスク着けてません)。まさに神がかり的です。ただ、逆に言うとそんな中で「俺はマスクしないで歩いてやる」という勇気のある人は現れないような気もします。やったら「マスクちゃんとして歩けよ」とか言われそうです。同調圧力みたいなものを感じるのは私だけでしょうか?

もっとも、日本とオーストラリアでは人口密度が全然違います。小さな島国に1億人以上いる国と日本の約26倍の広い国土に2,500万人程度しかいないオーストラリア。アメリカも人口3億6千万人の国ですが国土はやはり日本の20数倍。ヨーロッパの国々は人口は数千万人だと思います。なので、海外が規制緩和し始めたから日本もそうすべきだと考えるのは短絡的なのかもしれません。

コンビニ=神

これもコロナ禍に限ったことではありませんが、日本のコンビニ最高。弁当もカップ麺も冷凍食品もおにぎりもデザートも全てが美味。セブンイレブンのコーヒー最高です。私の投稿でもオーストラリアはコーヒーのクオリティが高いと述べていますが、日本のセブンイレブンやドトールのコーヒーなどもクオリティが高いですね。そして何といっても安い。

オーストラリアのセブンイレブンでも$1コーヒーを開始していますが、今度同じものか試してみたいと思います。

物価が安い

今、円安だからというわけでなく、そもそもの物価がやはりオーストラリアと比べると安い。ランチが1,000円以下、夜飲みに行っても一人あたり3,000円行かない金額で飲み食いできるというのはオーストラリアでは考えられません。例えば一風堂がオーストラリアに進出していますが、向こうではラーメンが一杯$17から(今の為替、$1=93円で1650円くらい)。替え玉や餃子なども頼めば2,000円を超える金額です。やよい軒なら2,000円~3,000円くらいします。日本から輸入されているカップ麺や5袋入りのインスタントラーメンで$6、$7程度(500円~600円)←日本ならはなまるうどんや吉野家、松屋、すきやなどでうどんや牛丼一品オーダーできます。日本でカップ麺の値札が200円前後となっているのを見ると「オーマイガー」です。

下の写真のダブル餃子定食。オーストラリアなら安くても$15くらいはとるんじゃないでしょうか?$20くらいだとちょっと高いかなと感じますが、ボリューム的にはその位取っても不思議ではありません。向こうなら餃子だけでも$15はしそうですから。

電車で小さいお子さんに席を譲るべきか?

先日、電車に乗っている時の出来事。私は座席に座っていたのですが、駅で子連れの家族が乗ってきて私の前に来ました。車内はゴールデンウィークで混んでいて席が空いてなく立つしかなかったのですが、お子さんは我慢できない様で駄々をこねて床に座り始めました。お母さんは「他の人に迷惑だからちゃんと立ちなさい」と子供を注意していましたが、お子さんは座りたいの一心で駄々をこねるのをやめません。

私を含め周りの人も誰も席を譲る気配はありませんでした。私はその次の駅で降りるので譲っても全然差し支えなかったですし、恐らく日本にいた頃ならそうしてたと思いますが、ふと、このご家族がこの状況をどうするのか見たくなり座り続けていました。というのも、オーストラリアでは、バスや電車などで「子供は割引運賃で乗っているのだから大人に席をゆずるように」というステッカーが車内に貼られている地域もあります(電車・バス会社が率先してそう促しています)。高齢者や障害者は身体的に不利があるから譲る、子供は若いんだから積極的に立つべきというのがオーストラリアの考え方のような気がします。なので、向こうでは子供は立つのが基本。座席が空いてるときは座っていても途中で高齢者や大人が乗ってきたら無意識に立って席を譲る子供が多いです。

私も中学の頃、部活の試合で大会の会場まで電車で行く時に顧問の先生だけは座ることが許され部員は全員一切座るのを許されませんでした(車内ががら空きでも)。その顧問の先生も「お前らは若いんだから立つべき。俺はお前らより年齢が全然上だから座って当然」という考えの先生でした。当時はそれを昭和的な根性論精神の考え方と思っていましたが、海外に出てみると案外海外でもそういう風に考えるんだという感じです。

あと、オーストラリアでは子供にしつけをするときは毅然とした態度で周りを気にせずに本気で親が子供をしかります。「他の人に迷惑だからやめて」とお子さんに言ってるときはしかるというよりお願いしているという感じでした。お子さんも「このまま駄々をこねてたら誰か席を譲ってくれる」という打算もあったのかもしれません(お子さんは見た目10歳前後)。なので、私が次の駅で降りるまでずっと駄々をこね続け「座りたい」を連呼していました。お母さんも最初は注意していましたが、なかなかやめないのを見て、「もうすぐ席が空くといいね。」となだめる始末。更に、最初はお母さんと二人で電車に乗っているのかと思っていましたが、次の駅に着く手間で隣にいた男性も注意し始め「あんたお父さんだったのかい!もっと前から注意しないのか?」とびっくりしてしまいました。笑

「他の人に迷惑だから立ちなさい」というのは子供を注意しているようにも聞こえますが、注意している本人が周りの目が気になって迷惑だからやめてほしいという理由も多分にあったようにも感じました。

また、何か気づいたことがあれば述べたいと思います。

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