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J-54 Broome 旅行記①で述べた通り、ブルームも含めてオーストラリアの北部に旅行する際には注意が必要です。ブルーム観光では美しくて雄大な自然を満喫できる一方で自然の猛威を目の当たりにすることもしばしばです。

①豪雨に注意

前回の投稿でも述べましたが、ブルームは11月から4月までが雨季です、ブルームに訪れるとわかりますが、ほとんどの道が Floodway で豪雨の後は道が洪水で車が動けなくなる可能性があります。オーストラリアは全般的に高い建物が少なく雲の動きもものすごく速いので、パースやシドニーのような都会であろうが、日本のように朝から晩まで1日中ずっと雨ということはなく5分、10分ごとに降ったり止んだり繰り返すような感じが一般的です。しかし、ブルームでの豪雨は日本のゲリラ豪雨をもっとすごくしたような感じで、例え5分、10分の雨でも道が洪水で車が進めなくなる可能性があります。下の写真はブルームの町の中心部の道路ですが、10分程度の短時間の豪雨でこのような感じです。コンクリート舗装された町の中心部の道路でこのような感じで、郊外に出れば基本的に凸凹の砂利道。ですので、そのような場所で豪雨に見舞われたら、身動きが取れなくなる可能性や、スリップなどの危険が伴い、もし身動きが取れなくなった場合、誰かに発見されるまでどのくらいかかるか見当もつかず命がけの旅行、運転になることを覚悟してください。

ブルームの町の中心の道路

ブルームの町の中心の道路
雲が大きくてヤバイ

上の動画のように雨季は巨大な雨雲が空を覆います。雲の下が所々かすんだ感じに見える箇所があると思いますが、豪雨が降っている箇所です。動画での雨はまだまだかわいい方です。もっとすごいとウィンドスクリーンを叩きつけるような感じですし、箱根の霧の朝のように数メートル先も見えなくなります。

②潮の満ち引きに注意

ブルームの特徴として潮の満ち引きが激く短時間で大きく変わることを覚えていてください。これを知っていないと下手すると命にかかわります。下の写真は朝と夕方のケーブルビーチです。

砂浜の面積全然違いますよね?しかも夕方の写真は砂浜の中間あたりからとっています。後ろ側にも同じくらい砂浜のスペースがあるわけです。

上の写真はビーチなのでそれほど危険を感じませんが、これが郊外に出ると話は別です。下の写真は Willie Creek Farm House での写真です。ワニに注意という看板が出ていて、いかにもそんな感じの場所です。しかしこの辺りも満潮時には砂浜の部分は完全に水でなくなると思います。


③クロコダイルに注意

この辺りは他のオーストラリア北部地域と同様にクロコダイルが出現します。最初なんで「クロコダイルに注意」の看板がビーチでなく道路上に出ているんだろうと軽く不思議には思っても深くは考えていませんでした(潮の満ち引きの速さなど知る由もなかったので)。しかし、満潮で車が水の中、身動きが取れなくなった場合にこの看板が意味するところはものすごく怖いです。大げさかもしれませんが、自分の命の危機を感じます。

何度も言いますが、ブルームでは雄大な自然を楽しむことができる一方、自然の怖さも間近に存在しています。誤解していただきたくないのはブルームに行かないほうが良いということを言いたいのではなく、ちゃんと天気や潮の時間の確認、その他危ないと言われたことは避けるなど遵守すれば、ブルーム旅行は忘れられない素敵な旅にすることができるということです。次の投稿ではブルーム旅行を楽しく安全なものにするためのいくつかのポイントを述べたいと思います。

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