パースがある西オーストラリア州の魅力のひとつが雄大な自然です。今回ここで紹介するのはピナクルズ (The Pinnacles)。
パース観光の本に必ずと言っていいほど出ている有名な観光スポットで、この世と思えないような特徴的な風景が魅力です。観光ガイドでは奇岩群、荒野の墓標といった言葉でよく紹介されています。Nambung 国立公園内にあり、400ヘクタールほどの砂漠の中に奇岩群が無数に存在しています。ツアーに参加して行くこともできますし、自分でレンタカーを借りて行くことも可能です。
ツアーに参加する場合
現地のエージェントに連絡するか日本語で予約したい場合はHISのパース支店や現地日本人エージェントなどを利用するとよいでしょう(ツアー自体は英語の場合もありますので、エージェントに確認してください)。
レンタカーで行く場合
パースからは Mitchell Freeway で最終地点(*)まで行き 、そこからインディアンオーシャンドライブ(60号線、下記地図のB地点)に出てピナクルズの近くまで北に向かって一直線で行けるので道を間違えることもないと思います。パースからは2時間半ほど(途中の休憩時間にもよります)なので、日帰りも可能ですし、あるいはピナクルズから30分程北に行ったところにあるセバンテス(Cervantes) という町で1泊することもできます。
*現在 Mitchell Freeway は延伸中で2017年8月よりそれまでの最終地点であった Burns Beach Road (下記地図のA地点)から Hester Avenue (同B地点の手前、右折する前まで)延伸しています。計画では更に北の Yanchep 辺りまで延伸することになっています。
どちらがおススメ?
ツアーに参加すれば運転しなくていいので道に迷うことなく、また運転疲れもなく道中周りの景色を見たりすることができます。
しかし、ピナクルズは実は自分の車で奇岩群がある砂漠を指定のコースに従って進むこともできるのが最大の魅力です。砂漠と言ってもコースは整備されていて平坦なので 2WDでも問題なく進めますが、一部コースの幅が狭くなってるところもあるので車の大きさには注意してください。4WDくらいまでは問題ないかと思います。コースはかなり広範囲でゆっくり奇岩群を見ながら車を進めれば1周するのに1時間はかかるほどの距離です。途中、車を止めるための車寄せ的なスペースも所々設けられ、車を止めて外に出て奇岩に触れたり写真を撮ることも自由で、まるで東京ディズニーランドのアトラクションのような感じで楽しめます。
また、ピナクルズは観光客だけでなくローカルの写真愛好家などにも人気のスポットで朝日や夕日に照らされた奇岩群、星空の下の奇岩群の写真などは本当に神秘的な画になっています(ピナクルズは24時間開いています)。彼らはピナクルズから30分程北に行った町セルバンテス(Cervantes)に宿を確保して深夜、早朝、夕方に写真を撮りに行きます。
なので、個人的にはレンタカーで行く方法がおすすめです。インディアンオーシャンドライブは道幅も広く道中混むことはないと思いますが、夕方から翌朝早朝の薄暗い時間まではカンガルーを始めとする野生動物が道路を横切ることもあるので注意しましょう。日本からの観光客の方なら日本の運転免許センターで国際免許証を取得することを忘れずに。また、運転前に睡眠はしっかりとり、運転中も眠くなったら車を端に寄せて睡眠を取ったり運転を代わってもらうなどして、道中は法定速度をしっかり守るようにしてください(パトカーやスピードカメラに注意が必要です)。
Comment
No trackbacks yet.
No comments yet.