
パースの代表的な観光名所のひとつ、ロットネスト島。
フリーマントルから船で20分ちょっと、パースのシティからでも1時間ほどと至近距離にあり(地図①)、しかしそこはプーケットやモルディブを思わせるような透明度の高いターコイズブルーの海に囲まれた島。観光客だけでなくローカルの人にとっても人気の場所です。
ロットネスト島への行き方は船のみです。料金は往復で$50ほどプラス入島料として$19ほどチャージされるかと思います(2018年11月24日現在)。自然保護の地区となっているので自家用車やバイクの持ち込みは禁止されていますが、マイチャリはオーケーです。ロットネスト島内を周る際はバスかレンタサイクルかマイチャリのいずれかになります。マイチャリ持参の方は船のチケットの予約の際に自転車の持ち込みを伝えれば船に乗せることができます。レンタサイクルは島内で借りることも出来ますし、船会社もレンタサイクルのサービスを提供していて、乗船チケットの購入と一緒に予約することも可能です。オンラインで事前に予約することも出来ますし、空席があれば当日船着き場でチケットを買うこともできますが、夏などハイシーズンの時はオンラインで事前に購入したほうが無難かと思います。いくつか船会社がありますが乗船場所はパースのシティ、フリーマントル、ヒラリーのいずれかになります。ヒラリーは専らパースより北に住んでいるローカル向けの便です。観光客の方はシティかフリーマントルからの乗船が一般的です。
朝早めの便に乗れば丸一日ロットネスト島を満喫できるのでちょっと頑張って早起きしましょう。ハイシーズンの時は9時、10時に着くような便だと島に着いたときにはすでにすごい人だかりになっている可能性があります。
地図②;ロットネスト島
どの船もロットネスト島のトムソン湾にある船着き場に到着します。島内ではオプショナルツアーに参加したり、レストランなどで飲食を楽しんだり、バスやレンタサイクル等で島内を周りながらビーチや絶景を楽しんだり、楽しみ方は人それぞれです。船でロットネスト島に着いたら船着き場のすぐそばにインフォメーションセンターがあるので、ここで情報収集やマップを入手してください。トムソン湾を離れてしまうと一部のエリアを除いては基本的に携帯の電波も入らなくなるので(島内で電波が入る・入らないエリアは携帯会社にもよるようです)、英語が苦手でもインフォメーションセンターにはちゃんと寄りましょう。
また、船着き場の周辺にはレストラン、宿泊施設、飲食店、食料品店、お土産屋さんなど各種施設が揃っていて携帯も電波が入りますが、実は島内ではここだけです。船着き場を降りた瞬間、海の美しさにやられて気分が高揚してすぐ出発したくなりますが、ここでじっくり旅の支度をしないと途中でお腹がすいたけど食べ物屋さんがないとかペットボトルの水を全部飲み干してしまって予備がないなどトラブルに陥る可能性がありますので、まずはここで準備にしっかり時間をかけましょう。もちろん事前にシティなどで購入するのも良いでしょう(そのほうが安いかもしれません)。トムソン湾を離れると携帯も使えないので基本的に自力で何とかしないといけません。
持ち物必需品
①食料(弁当を作っていくのも良いかもしれませんが、夏など気温が上がるときは物持ちが良いものが良いと思います)
②飲み水(気温が高い日は最低でも一人2Lくらい)
③紫外線対策(サングラス、日焼け止めクリーム、帽子、長袖シャツなど)
④泳ぐ場合(水着、ビーチサンダル、ゴーグル等シュノーケリング用具、タオル、レジャーシート等)
⑤写真、動画撮影される方(カメラ、Goproなどの動画機材。なお、ロットネスト島はドローン飛行禁止区域にしていされているためドローンは飛ばせません)
⑤ごみ用のビニール袋(ゴミ箱やトイレは島内でところどころありますが、至る所にあるという感じではありません。飲み干したペットボトルや食料品の空箱などごみが発生してもすぐ捨てられない場合もあります)
島内を周るにはバス、自転車?
ロットネスト島内を周るには、自転車かバスになります。バスなら1日乗車券が$20、自転車ならどこで借りるにも1日レンタルが$30くらいで貸し出されていると思います。ですので、船の往復チケット(入島料含む)とバスまたは自転車のレンタルだけで$100くらいかかると考えてください(2018年11月24日現在)。
よくどちらがロットネスト島を周回するのに良いかが話題になりますが、どちらにもメリット、デメリットがあります。
<バス>
メリット
①自転車より楽に早く効率的に回れる。島内は基本的にアップダウンの連続で平らなところは少ないので自転車は健康な方、体力に自信がある方向け。また、バスは基本的に島の一番外側の道路を周るようになっていて要所要所バス停が設けられているので、島内周回の足として使うには便利。
②夏はクーラーが効いていて快適
デメリット
①ハイシーズンはめちゃ混んでいる。上述の通り皆船で来るので島に着く場所はみな同じ場所だし、到着する時間も船が到着する時間なのでトムソン湾から朝最初にバスに乗るときは日本の通勤バスのように激込みなことも。トムソン湾を離れ皆それぞれ降りたいところで降りてばらけてくると空いてくる。
②時間帯によっては本数が少ない。朝は上述の通りなのでバスの便も多いですが、昼間、午後など帰りのピーク時間以外は便が減る。
③時刻通りに来ない。バス停によって日よけがあるところ、ないところとあります。夏などは日よけが全くなく日差しの下で30分、1時間も待たされるなんてことも。
<自転車>
メリット
①自分で好きなように回れる(時間、ルート)
②バスが止まらないところも気軽に自転車で訪れることができる(バスのルート外だけでなくバス停とバス停の間で絶景、小動物など発見した時など)。
③自分で自転車漕いで風を受けて気分爽快。友達、恋人などと周ればメリット、デメリットを共有出来てより深い仲に。
④長い時間漕ぐことになるので運動不足の人には健康に良い(中年メタボと思われる方など)。体力的にはくたくたになるが精神的にはリフレッシュされる。
デメリット
①基本的に平らな道が少なく上り下りの繰り返しが多い。
②島の東側にあるトムソン湾から島の一番西側のウェストエンドまではノンストップで行っても1時間半から2時間くらい。途中ビーチでのんびりしたり、絶景を写真、動画などに収めながら行けば4-5時間くらいは軽くかかるので体力が必要。
②夏は熱中症等に注意が必要。水も大量に必要なのでそれだけでも重くなる。
注意事項
①トムソン湾を離れると自然の宝庫です。途中道路上では人工物もなく日陰を探すのも難しくなります。場所によっては1時間とか長い時間ひたすら炎天下の中を自転車で進まないといけないなんてことも。日陰を見つけたら適宜休憩をとることも必要です。パースは日差しが強いので日の下にいるとくらっとくるような感じになりますが、湿気が少ないので風が吹いたり日陰に入れば逆に涼しくて快適です。
②上述の通りトムソン湾を離れると途中で飲み水を購入できる場所はありません。トムソン湾を離れる前に必ず水を大量にゲットして持っていきましょう。
③日焼け対策も忘れずに。
④自転車で周る場合トムソン湾に戻る時間も忘れずに。一番西のウェストエンドまで行けば、当然トムソン湾へ戻るにも寄り道しないで1-2時間はかかります。しかも行きにだいぶ体力を使い果たしているはずです。行きにかかった時間、帰りの船の時間などから逆算してしっかり計画してください。
万が一ボートの時間に間に合わなかったあるいは逆に予定より早く見終わってしまって予約した船より早い時間の船で帰りたい場合、船着き場でクルーの人に確認しましょう。席に空きがあれば追加料金なしで乗せてくれる場合もあります。
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