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オーストラリアはコロナによる鎖国を2021年12月から解除し始め、昨年から再び留学生やワーホリ、オーストラリアでの仕事をゲットしてやって来る人が世界中から来るようになり、不動産にもその影響が如実に表れています。不動産の物件価格(売買)の高騰や家賃の高騰、そして何よりも今オーストラリアにやって来たは良いものの、空き物件がほとんどなく住む場所が確保できない、あるいは確保できても通常なら住みたいと思わないようなおんぼろ物件とか運よく確保できても確保できるまでに膨大な労力と時間が必要と感じている人が大勢いるようです。

これはメルボルンやシドニーなどの大都市に限らず、パースやゴールドコーストなど他の地方都市でも同じだそうで、オーストラリア全般的な課題となっているようです。

Melbourne renters struggle to secure a suitable place to live as a rental market crisis continues (msn.com)

これからオーストラリアに留学やワーホリなどでやってくる方は、日本にいる間からネットで検索して目星をつけておいた方が良いと思います。これ良さそう、見てみたいというのがあれば日本からコンタクトを取ってオーストラリアに着いたらすぐ見せてもらえるように段取りをしておくというのも手だと思います。ただし、詐欺も少なくないので実際に物件を見るまでは契約書などにサインしたり、お金を送金したりというのはやめましょう。物件を見る前にサインや送金を要求するのは詐欺である可能性が高いです。「今私は物件の近くに住んでいないので」とか「休暇で海外にいるので」というのは典型的な詐欺の例としてオーストラリアでは報告されています。日本でもそうですが、こちらでもちゃんと物件をインスペクション(内覧)してから契約の話や送金の話になるのが基本です。

オーストラリアでの不動産に関するやり取りは私の過去の投稿でも取り上げているので、詳細はそちらをご覧ください。過去の投稿はパース在住時に書かれていますが、基本的にはシドニーもメルボルンも同じです。

オーストラリアの不動産の現状(賃貸)―私の例

私も先月で家賃の契約期間が終了し、オーナーさんから契約期間を更新するか出ていくかの案内を受け取りましたが、更新したければ新しい家賃は12%の上昇(←ひでぶー)。ちなみに私の知り合いの中には30%近くの家賃の値上げを言い渡された人もいるような感じです。この人はさすがにあり得ないと不服を申し立てて争っていましたが。

昨年部屋を綺麗に使っているかインスペクションがあった時に、不動産屋さんと一緒にオーナーさんも来られましたが温和な感じの良い方で、インスペクションにも満足した様子で「綺麗に使ってくれてありがとう」と言っていただいたので、昨年同様あまり上がらないことを期待していたのですが、不動産屋から「オーナーさんは部屋を綺麗に使ってくれていることに感謝して新しい家賃はこの特別価格でオファーしてくれました」と書かれていました。「どこがやねん」と最初は思いました。なんせ昨年は3%くらいの上昇で済みましたが、今年は12%の値上げ。昨年の2月頃は鎖国を解いたもののオミクロンが蔓延し始めまだ需要はなかったと思いますし、オーストラリアの中央銀行もアメリカに倣って昨年後半から金利上昇のオンパレードなので今回の上昇は理解できなくはないのですが、私の財布にはこの値上げは大きいのでちょっと悩みました。

そんなわけでネットでどんな物件があるか見ましたがやはり厳しい。私がメルボルンにやって来た2年前だったら週$300-$400ちょっとの物件が今なら、$400-$500オーバー。といっても今住んでいるところと同じような感じの物件なら$400台というのがほとんどありません。「いたた。。これじゃ引っ越せない」。そもそも今、ネットに出ている物件も内覧できるか不確かだし、2-3週間で次の場所を確保できるか不明、いや無理な可能性の方が高いかなと。結局最終的に考えると今の場所で12%の上昇を受け入れて引き続き済んだ方が安く済ませられるし、住み慣れた場所なので安心もあるという結論に至り今年も更新しました。

この傾向はしばらく続くと思われるので、節約はもちろん頑張って給与を上げるしかなさそうです。来年はもう少し落ち着いていると良いのですが。

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