現在、オーストラリアは居住者を除く外国人の入国はできません。町もロックダウンによりスーパーや薬局など生活に必要なお店以外は閉鎖しています。

オーストラリアの新型コロナウィルスの感染者数は4月19日現在で6,586名。州別ではシドニーがあるNSW州が2,957名と約45％を占めています。ただ、外国人の入国禁止や町のロックダウン実施後、新たな感染者数は減少し始め4月19日の新規感染者数は58名とのことです。オーストラリア政府は更に4週間のロックダウンの延長を決定したので、5月いっぱいまでに新規感染者をゼロに近い形に持っていき経済を再び少しずつ動かしていきたいと考えているのではないかと思います。

現在はロックダウンが行われているため、町のレストランはテイクアウトの営業は出来ますが、イートインはできません。ただ、テイクアウト需要もそれほどないのか閉めているお店の方が多いような気がします。外出はスーパー、薬局等に行く場合やエクササイズなどに限られ、仕事もスーパーなど現場に行かないとできないような職種でなければ在宅勤務が原則う、それ以外は基本はステイホーム、友人などを家に呼ぶこともできません。なので、町を歩く人はみかけますが、平常時と比べたらまばらですし、電車や駅のホームはがらりとしています。

ショッピングモールはファッション専門店は大体閉まっている感じで、開いているのはスーパー（精肉店、八百屋、魚屋なども含む）、薬局、床屋、JB Hifi などの家電製品のお店、Target（ニトリのような生活用品のお店）や本屋などでしょうか？路面店では無印良品や Harvey Norman (家電製品）、Bunnings (DYI のお店）も開いています。この辺は生活に必要とみなされているようです。なのでショッピングモールもスーパーの店内は賑わっていますが、それ以外はまばらでさみしい感じです。

ロックダウンの措置は経済活動全般をストップさせてしまうので、国民だけでなく国も経済的に非常に苦しい状態に陥れてしまいます。1，2か月程度なら何とかその後回復させることはできるかと思いますが、3か月以上続けるというのは難しいのではないかと推測されます。イタリアやアメリカなど規制を緩和して経済を動かそうとし始めていますが、やはり経済的なダメージをこれ以上悪化させられないと考えてのことだと思います。パソコンや車などがありとあらゆるところが故障して買い替える前にだましだましで使っていくことがあると思いますが、現在は経済的にはそのような状態かと思います。ワクチンが世に行き渡って完全に規制をなくす状態にできるまではここは緩和してあそこはまだ規制したままなど色々調節しながらだましだまし経済を回していくような感じになるのではないかと思われます。

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