留学、ワーホリ、仕事などで長期でパースに行くことになった!そのような方は海外生活への期待、不安などが入り乱れていて、出発に向けてそわそわされていることと思います。
パースという場所に関しては様々なサイトで情報を得ることが出来ます。多くのサイトで言われているのが、美しい海、のんびりした雰囲気の町並みに陽気で親切な人々、郊外に行けば雄大な自然などなど。これらは、概ね間違っていないと思います。気候も四季がちゃんとありながらも日本ほど夏は苦でなく(乾燥しているので、日陰に入ればそこまで暑くない)、冬は日本のように寒すぎずちょうどいい感じで、住みやすさという視点で見ると、シティー派の方でなければ、とても住みやすいです。シティーや近郊の町でも公園はたくさんありますし、緑も多く街の景観も美しく保たれていて、道も広くて車もゆったり走る感じです。治安もかなり良い方に入ると思われますし(もちろん気を付けた方が良いと言われているところもありますが)、カフェは日本のコンビニ並みにあり、Yelp でメルボルンの次にカフェが多いと紹介されたほどです。
「そんなのシドニーやメルボルン、ブリズベンだって同じだよ」という現地在住の方の声も聞こえてきそうな気がしますが。。。でも、パースはとりわけ美しいと思います!オーストラリアの東側に住む人たちがパースに仕事などで移って来て、実際に多くの人が「パース(及び西側)めちゃ綺麗。(東側の)グレートバリアリーフとかすごい綺麗だと思ってたけど、こっちの方が綺麗かも」とびっくりするくらいです。
さて、そんなパースですが日本からパースに行く際に持って行った方が良いと思われるものを記したいと思います(他の都市とは違うかもしれません)。他のサイトや動画でもよく取り上げられるテーマだと思いますが、私の視点は少し変わっているかもしれません。でも、本当に便利だと思います。
1. 包丁、砥石
包丁?と思われるかもしれませんが、こちらの包丁はびっくりするぐらい切れ味が悪いです。料理しない方、私はスライサー派という方は気にしなくて良いですが、料理が好きで日本でもよくされている方。日本の包丁は素晴らしいです。日本に住んでいるとピンときませんが、実は海外でのほうがその評判が伝わっていて、海外から日本に旅行で来る外国人の多くが日本に来た際に包丁を買っていきます。
包丁の切れ味は調理の時間にも大きく影響しますので、ぜひ日本から金物屋さんなどでちゃんとした良いものを買っていくことをお勧めします。
長く使うために砥石も持っていきましょう。オージーは基本的にスライサーなどを積極的に使用する人が多く、日本人のように包丁で素早くみじん切りになんていうのはシェフぐらいだと思います。なので、こちらで砥石なんて見たことがありません。
2. 洗濯バサミ
パースでは住むところによって洗濯物を外に干せるところとそうでないところがあります。
私が最初にパースに来て苦戦したのが洗濯バサミ。日本の洗濯バサミと比べてとにかくバネが弱く、洗濯し終わった濡れたTシャツはこちらの洗濯バサミには重すぎて持てず、逆にハンカチは生地が薄すぎて洗濯バサミにはつまめず。そして、洗濯バサミのプラスチックの部分が貧弱すぎてそっとつままないとすぐぽきっと折れてしまい、靴下、ワイシャツ、下着くらいしかつまめなくて、どうしたものかと本当に困りました。しばらくして日本の洗濯バサミと違い、こちら特有のコツがいるのがわかってTシャツくらいまでならつまめるようになりましたが、バネが弱いことに変わりがなく、Tシャツより重いものをつまむのは難しいと思いますし、洗濯物を干す際によく2,3個壊してしまいます。
3. ボールペン、ホッチキスなどの文房具
オーストラリアに言えることは、工業製品全般的に品質は信じられないくらいダメです。洗濯バサミも信じられないくらいひどいですが、ボールペンもスーパーなどで買うものはすぐインクが固まってでなくなります。こちらには OfficeMax、Office Works (日本の Office Depot のような店)といった文房具専門の店がありますが、そういうところで売られているボールペンは日本の文房具屋さんで売られている100円くらいのボールペンと同じようなもので、そういうのは大丈夫ですが、オーストラリアは日本のようにあちこちにお店があって家から5分、10分のところにあるということはあまりないので、日本からあらかじめ持っていくと安く購入出来て、スーツケースのスペースも取らないし良いと思います。
4. 爪切り、耳かき
オーストラリア人は日本人のように耳かきをしないと言われています。耳や鼻など体の内部を自分の手で勝手にいじるのは良くない、必要ならばお医者さんに診てもらうというのがこちらの考え方です。耳かきはアジア系のスーパーで手に入れることもできますが、大抵一種類しか置いていませんし、日本の耳かきのように作りが繊細でないので自分の耳にはしっくりこないという場合もあります。また、広い店内であの小さい耳かきが置いてある場所を探すのも大変ですし、スーツケースのスペースも取らないので、あらかじめ日本から持っていけば、使いたい時にすぐに使えるので良いかと思います。爪切りも日本の爪切りは切れ味も良いですし、使いやすく工夫されています。
5. 衣類
衣類に関してもTシャツなど普段着るカジュアルなものは質が全然違います。オーストラリアも日本も今はメイドインチャイナが主流ですが、それでも例えばユニクロのものでもすごく良い生地に見えてしまいますし、こちらのものは何回か洗濯して乾燥機に回したら、穴が開いたり生地の傷みが露骨に表れてきます。そして価格が日本の方が全然安いです。日本と同じ感じのちょっとましな感じのシャツ、セーターなどは簡単に$100を超えますし、ブランド品ならば$200以上なんてものも結構あります。パース(シティ)にも昨年H&Mがようやく進出してきましたが、かなり時間をかけて店内を見回してようやく「これなら日本のものと同じ感じで着れそうかな」というものを見つけられるので、日本から持って行った方が手っ取り早いです。
6.アダプター
日本のコンセントとこちらのコンセントは形状が違うので、パソコンなどの電子機器を日本から持っていく場合はそのままではコンセントに差せません。アダプターが必要になりますが、日本人が少ないパースでアダプターを探すより日本のヨドバシカメラなどで探す方が簡単ですし、値段も安いです。またこういうものは旅行先などで無くしたり、置き忘れたりすることもあるので余分に持っていくと便利です。
日本の食料品を日本から持っていくべきか・・・
日本の食料品に関してですが、パースではアジア系食料品店で日本の食料品が扱われています。大抵の店舗では納豆、醤油、ソース類、たれ類、のり、みそ汁・味噌、そば、ラーメン、お茶など基本的なものは取り扱っていますし、大型店に行けばそれプラス冷凍食品、つけもの、明太子などかなり充実した品揃えで、特段不便を感じることはないのではと思います。更に2015年には Fuji Super という日系のスーパーが Subiaco にオープンしたので、これらの店で大抵のものがカバーされていると思います。アジア系食料品店でも日系スーパーでも輸入品なので値段はもちろん高いのですが、私は日本食に関してはわざわざ日本から持っていく必要はないと思います。日本から持って行っても結局限りがありますし、オーストラリアは海外からの持ち込みが非常に厳しい国なのでオーストラリア国内に持ち込めるもの、持ち込めないものなど渡航前にチェックしたりする手間、入管で説明しないといけない手間など考えると、何でも自分でやろうとせず頼れるものは頼ろうという考え方も必要かと思います。
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