海外就職や海外移住を実現するためには語学力や仕事のスキルが必要なことは前回述べました。
どの国に行くにしても英語は国際語なので、身につけておいて損はないと思います。インターナショナル企業であれば社内は英語としているところも少なくないと思います。
どのくらいの英語力が必要?という質問に対してはこれという答えがありません。人それぞれ違うからです。例えば飲食店や小売店なら商品やメニューに関して細かい説明ができるようでないといけないと思いますし、クレーム対応や会計なども仕事の一部になってくるかもしれません。シェフとして働くなら調理道具や、調理方法に関する英語、衛生に関する知識やそれらに関する英語、マネージャー職であれば、採用やスタッフ管理や基本的な労働関連に関する法律も知っておく必要があります。経理や人事といったオフィスワークであれば、会計や人事に関連する知識、用語や法律、契約など堅くて難しい文章を読んで理解できることも必要になってくるので、どのような英語力が必要かは人によって進む道によって全然違ってきます。ただ、その国で移住や長期で仕事をしながら生活していくのであれば、前回も述べた通りTOEICなら900点、IELTSなら7.0くらいは最低限欲しいところです。何故なら仕事中にいちいち単語の意味を調べてる暇はありません。日本でサラリーマンをやる時のようにメールや書類をパッと見て即理解できるくらいの英語力がなければ仕事にも支障をきたすかもしれません。TOEIC900点あれば問題ないということでなく、「そのくらいあれば何とかなるだろう」という程度のことと考えておきましょう。
TOEIC900点というとかなり高いハードルに感じる方も少なくないと思いますが、アジアの国々では英語を公用語、あるいは実質的な共通語としている国が多く日々の生活で英語を話してきたという人も少なくありません。シンガポールが英語が公用語なのは有名ですが、それ以外にもインドやマレーシアやフィリピン、ネパール、スリランカの人たちも学校ではテキストも授業も全部英語で小さい頃から英語をしゃべって育ったという人たちも少なくありません。日本では日常会話さえ勉強すればよい、受験英語は役に立たない・必要がないという声も非常に多いですが、彼らの英語力はそんなレベルをはるかに超越していますし、ほぼネイティブです。だからこそ、海外に出て行って現地企業で仕事をゲットできるわけです。
勉強方法に関しては、まずは、自分の現在の英語力がどのくらいか分析し、単にテストのスコアだけでなく得意分野、苦手分野などの特色も押さえておきましょう。後はひたすら勉強するのみです。本屋に行けば無数に英語に関する本はありますし、最近はオンライン英会話などもありますし、英語の勉強方法を述べているサイトや Youtube 動画など材料はいくらでもあります。色々見比べて自分に合ったものを選ぶと良いと思います。
Comment
No trackbacks yet.
No comments yet.