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さて、入国審査を経てスーツケースをピックアップし手荷物検査を受けると日本へのお土産として持参した5本のワイン(ボトル)が免税の範囲を超えていると指摘され、マレーシアでワインを飲むわけではないのに関税を支払う羽目になりました。

マレーシアはイスラム教の国でイスラム教では酒を飲んで酔うことを禁じられているそうで、そういえば知り合いのマレーシア人(イスラム信者)も酒飲まないのはそういうことかと納得。豚は食べられないとか色々制約があり大変ですね。日本人に生まれてよかった。空港内は羽田などと変わりがないような近代的な建物でお店もめちゃおしゃれ。ここでも東南アジアの経済の力強さを見せつけられた感じです。


クアラルンプール国際空港(KLIA2)

クアラルンプール国際空港(KLIA2)

「空港を出てシティーまでは結構ある。Grab(アプリ)を使ったほうが良いよ。普通のタクシーはぼったくるから」と事前に知り合いのマレーシア人やベトナム人から聞いていたので、早速起動。目的地を設定すると料金の目安が表示され、それでよければ確定ボタンみたいのをクリックします。すると迎えに来てくれるドライバーの名前がすぐに表示され、4,5分で目の前に現れてくれました。なんて便利なアプリだこと。アジアでは Uber より Grab のほうが使われているそうです。実際にネットで調べると元々アジア圏では Uber と Grab が競合していたそうですが、Uber が Grab に売却してアジアから撤退し Grab がアジア圏でスタンダードになっているようです。

空港からシティまでの道のりの途中感じたのは車線変更が半端ない(ウィンカーも出さないし急にすれすれで入ってくる)、車間距離短すぎ。とにかく危ない。一方でオーストラリアのように道が広くてまっすぐ。町の高層マンションみたいのはたいてい年季が入っていて日本の昭和の建物のような感じ。経済が右肩上がりで好調とは言え、日本のように皆が中産階級というわけではないようです。

Grab で捕まえた運転手は慣れたものでそんなのもへっちゃらという感じで運転は上手でした。中国系マレーシア人で話好きな感じで最初ずっと英語で話していましたが、「日本人?」と聞かれ「はい」と答えると「英語上手だね」と。アメリカやオーストラリアなどの語学留学中に言われるのはしっくりきますが、まさかマレーシアでマレーシア人のタクシー運転手に言われるとは。でも、そうなんです。彼らにとっても英語は母国語のようなもの。町中はほぼすべてアルファベット表記(英語とマレー語?の併記)。学校では英語で授業を受けていてテキストも英語。町中の本屋をのぞきましたが、やはり英語の書籍が普通に置いてありました。「日本人は英語が話せない?」でも述べましたが、彼らにとっては日常生活で使用しないといけない言語なのです。中国系マレーシア人同士で話すときは中国語でも、マレー系やインド系マレーシア人と話すときは英語で話さないといけません。そしてマレーシアは東南アジアではシンガポールに次ぐ経済大国。ベトナム、タイ、中国、インド、中東圏からも多くの人が移住してきます。また学校では授業もテキストも英語となれば、もうそれはネイティブです。日本人がいくら中高6年間勉強したと言っても土台が全然違います。それを日本人はシャイな性格だからとか完璧を求める性格がという理由で片づけてしまう英語系ユーチューバーや英語に携わっている人が非常に多いですが、それはあまりに無知ですし酷すぎる。それを鵜呑みにして俺知ってるぜという感じで話す人も現実に多いと思います。

話がそれてしまいましたが、今回はここまで。

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