西オーストラリア州のワインの産地
オーストラリアに来たらワインを是非堪能したい。そんな方も少なくないと思います。昔はワインといえばフランス、アメリカが有名でしたが近年はオーストラリア、ニュージーランド、チリ、アルゼンチンなどのワインは新世界のワインと呼ばれ、国際的なワインコンテストで金賞に選ばれることも珍しくなくなってきていて、日本にも多く出荷されています。そしてオーストラリアのワインのクオリティはその名に恥じないほど高いです。オーストラリアで有名なワインの産地（リージョン）といえば主にシドニーやメルボルン、アデレードなどから1時間ほど離れたところに集中していますが、西オーストラリア州にも主に3つありそれぞれ特徴があります。
- スワンバレー (Swan Valley)
- マーガレットリバー（Margaret River)
- グレートサザン (Great Southern）
①スワンバレー
https://www.swanvalley.com.au/Home
スワンバレーは西オーストラリア州で最古のワインの産地とされています。ワイナリーの数は約50。パース空港からなら15分ほど、シティからでも30分ほどと至近距離なのが最大のメリットです。パースに着いたら様々な観光スポットを効率よく周りたいと考えている方にはお勧めです。Sandalford を始めとする西オーストラリアを代表するワイナリーのワインも楽しめます。
Swan Valley でワイナリー巡りをするなら Guildford という町にビジターセンターがあります。そこでワイナリーのマップを手に入れることが出来るので、一枚もらうと良いでしょう（無料）。Guildford はスワンバレー地区の南西にあり空港やシティから行く場合に一番近い町となります。
また、スワンバレーにはワイナリーだけでなくチーズやチョコレート、アイスクリームを販売するお店やレストランも数多くあり、このエリアは芝生や樹木など緑が美しく整備されていて、こんなところに住めたら最高と思わせる場所です。Whiteman Park 内にある Caversham Wildlife Park ではカンガルーに触れることも出来、地元の人々の憩いの場になっています。緑に囲まれ、古い建物も残っているのでマップを手に入れた後、少し散策するのも良いと思います。
②マーガレットリバー（Margaret River)
https://www.margaretriver.com/
マーガレットリバーは西オーストラリア州を代表するワイナリーです。スワンバレーの方が歴史があり、元々は西オーストラリア州を代表するワインの産地といえばスワンバレーの方だったと思いますが、ワイナリーの数は今やマーガレットリバーは150とも200とも言われ南北に100㎞、東西に20㎞程の広大な地域にそれだけのワイナリーがまたがっています。西オーストラリア州のワイナリーの特徴は個人経営のワイナリーが多く、小規模生産ということです。国外や他の州に出荷されないばかりかマーガレットリバーからも出ない、しかし、質はものすごく高いという秘宝のワインが無数にあるので、訪れる価値は絶大です。難点はパースから車で4時間ほどかかるということでしょうか？
そしてこの地域は背丈が60m近くにまでなるユーカリの木に囲まれた森林地帯であるだけでなく、オーストラリア大陸の最南西端にあるので海もすぐ傍で水の透明度は半端なくきれいです。美しい森と透明度の高い海、おいしいワインと食事、最後の楽園と呼ぶにふさわしい場所だと思います。
③グレートサザン
https://www.winecompanion.com.au/wineries/western-australia/great-southern
グレートサザンは西オーストラリア州の南側、アルバニーやデンマーク、マウントバーカーといった町から構成されているエリアです。ここは西オーストラリア州では知られたワインの産地ですが、他の州の人や海外にはあまり知られていないと思います。理由はパースから5時間ほどかかる場所にあることに尽きると思います。マーガレットリバーのブランド力が国内外で抜群なのでマーガレットリバーに行ってからグレートサザンに行こうとすると車の運転だけで10時間近くかかることから、観光客が簡単に訪れることが出来る場所ではありません。しかし、そのクオリティはマーガレットリバーに劣らないものも少なくなく、オーストラリアのワイン評論家から高評価を得たり、ワインコンテストで金賞を取るものもあり。おすすめのワイナリーも少なくありません。また、マーガレットリバーと同様に海にも近くこの辺りまで来ると、水の透明度は正しく汚れのない透明の水といった感じになってきます。
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