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メルボルンから北西に車で1時間半ほど行ったところにバララット(Ballarat)という町があります。
この町はオーストラリアのゴールドラッシュ(1850年頃)の頃に金が採れる町として栄えた町で、現在ではメルボルン、ジーロング(Geelong)に次いで Victoria 州で第3の町となっています。
そんな歴史ある町、バララットですがここにはゴールドラッシュの当時の町や金の採掘の様子を再現したテーマパークがあり、ローカルの人だけでなくメルボルン観光としてもおすすめできる場所だと思います。オーストラリアの歴史を垣間見るのにももってこいでないでしょうか?
オーストラリアの歴史
オーストラリアはアボリジニが先住民として約6万年前から住んでいたと言われています。そこにヨーロッパからの人達が入植し、現在のオーストラリアの基礎となる部分が出来上がったのは知られているところだと思います。
最初にヨーロッパ人がオーストラリア大陸に足を踏み入れたのは1606年だそうです。大航海時代の終わりに近い頃ですね。ただ、この時は足を踏み入れただけでヨーロッパでの世界地図にオーストラリアが加えられただけ。入植が開始され植民地化されたのはもっと後の1788年1月26日にシドニーのボタニー湾にイギリスの船団が上陸した以降になります。この時のイギリスはアメリカとの独立戦争に敗れ、囚人をアメリカに送ることが出来なくなり、代替地が必要になってきたというのが背景にあったそうです。
オーストラリアのゴールドラッシュ
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入植が開始されてからしばらくは人口もそれほど増えなかったそうです。当時のヨーロッパからの移民は主に囚人と新たな場所で新しい人生を描く一部の自由人くらい。オーストラリアでの人口が爆増したのは1850年頃から始まったとされるゴールドラッシュです。
ゴールドラッシュと言えばアメリカが有名ですが、オーストラリアでもゴールドラッシュがありました。アメリカのゴールドラッシュが1848年に始まり、他の大陸でも金が出ないかという流れで発見されたのがオーストラリアのNSW州とVIC州でした。バララットはベンディゴ(Bendigo)とならんでVIC州での金の主要産地となったわけです。
ソブリン・ヒル(Sovereign Hill)
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ソブリン・ヒルはテーマパーク。USJや東京ディズニーシーのような感じですが、大きさはそこまで大きくなく(東京ディズニーランドの半分くらい)、またUSJやディズニーランドのような乗り物系アトラクションもありません。
https://www.sovereignhill.com.au/
ただ、見所は以下の通りたくさんあり、個々のツアーや催しに参加すると丸1日は必要になってくると思います。コンパクトに1周出来、子供から大人まで時間を忘れるくらい濃密な時間を過ごすことが出来ると思うのでおすすめです。
- 敷地内で馬車に乗る
- 当時の金の採掘現場を再現したツアーに参加する
- 砂金採り体験(実際に金が混じっていれば持ち帰れます)
- スタッフは当時の衣装を着て館内を歩き回っていて一緒に写真を撮れる
- 来場者も衣装をレンタルして写真撮影することも出来る
- 当時の車の車輪の製造工程などを見学
- テイクアウト店、カフェ、レストラン、バーなども完備
- お土産屋も充実
メルボルンからならバララットまで電車で行きそこからバスでソブリン・ヒルに行くことも出来ますし、車をレンタルしたり、ツアーに参加して行くことも出来ます。公共交通機関で行くと乗り換えなども含めて2時間を超えるかもしれません。予算があれば車かツアーに参加する方が効率が良いかと思います。道中丘陵地帯の間を車で通り抜ける景色も楽しめると思います。
下の写真の手前の行列は砂金採りに挑戦する人たちの列。
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さて、金は混じっているだろうか?
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馬車に乗ることも出来ます。
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当時の衣装を着て撮影することも。京都などで浴衣をレンタルするのと同じような感じですね。
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ローソクの色を染めているところ
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敷地内にはテイクアウトのお店やレストラン、バー、お土産屋などもあります。
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産業革命により機械が導入され、自動車のタイヤもパーツによってはそれまで職人によって1日2つ3つしか作れなかったものが機械で200~300個作れるようになり、品質の均質化や大量生産でコストが大幅に安くなったのもこの頃だそうです。
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敷地内は当時の街並みを再現
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アメリカでのゴールドラッシュも一息。そんな時にオーストラリアでの金の発見を聞き付けてやってきた人も少なくなかったということでしょうか?
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