休暇で日本へ帰国しました。コロナによる規制の解除後初ということで、記録として残していきたいと思います。私に限らず日本へ2年あるいはそれ以上帰っていないという方が大勢いらっしゃると思います。オーストラリアへ移住された方なら日本人に限らず私の周りにも4年母国へ帰っていないなどと言う人も多くいます。参考になることがあれば幸いです。
出国前72時間以内のPCR検査
オーストラリアは2022年4月17日よりオーストラリアへ入国する際の出国前72時間以内のPCR検査の義務を無くしました。これにより、オーストラリアへ訪れるにはワクチン接種証明(2回接種済み)のみが必要になります(2022年4月21日現在の話)。ただし、入国後は自身でRAT検査を受けて陰性結果を得るなど多少のルールが残っています。
しかし、日本はまだそこまでの規制緩和には至っておらず、2022年4月21日現在は出国前72時間以内のPCR検査が必要です。
日本の提出書類に関する規定は厳しく、例えば医師の署名が必ず必要とか検査方法がNasal Swab ではダメなど事細かに定められており、昨年はこれに対応してくれるクリニックなどを見つけるのがオーストラリアに限らず海外では非常に難しいと言われてきましたが、今回は現地のクリニックもそのような特定の国の事情にも対応してくださるところも(数は多くないかもしれませんが)ちゃんとあり、大変楽になりました。
オーストラリアの場合、都市部なら日本人医師も見かけられますので、そのようなところに問い合わせると相手も事情を理解しているのでスムーズに対応してくださると思います。私の場合は以下のクリニックにお願いしましたが、陰性結果の書類は英語と厚生労働省のフォームの両方を用意してくださり、しっかり医師の署名も入っておりました。しかもイースターホリデー中に対応してくださるところを紹介して頂き、おかげさまで入国もスムーズ。あらゆることがいいかげんで雑なこの国でこんな神的な対応を受けられるとは奇跡以外の何物でもありません。
日本人医師|メルボルン|オーストラリア|Doctor Aiko in Melbourne
オーストラリアで日本語でのサポートを受けられる医療機関として日本領事館が以下のリンク先でクリニックを紹介しています。
PCR検査証明書発行可能機関(日・英) 2022年4月11日現在 (emb-japan.go.jp)
シドニーやメルボルンの空港はイースター明け後も大忙し。今回J社のメルボルンー成田便が取れなかったので、シドニー経由でA社で羽田まで飛びましたが、メルボルン空港の国内線ターミナルは日本のゴールデンウィークのように激混み。
イースター明け後だったのでだいぶマシになっていたと思いますが、それでもBag Drop のエリアは長蛇の列で30分待ち(20レーン近くあり、どの列も写真のような行列)。オンラインチェックインの意味がないような感じでした。
シドニーではA社の出発時間が大幅に遅れ、夜9時発の予定が翌朝の7時半に。あいかわらずシドニー空港は人手不足でパンクしているようで、A社の便の出発もその影響を大きく受けた模様。空港近くのホテルで1泊することになりましたが、費用はA社持ちなので良かったです。出発が遅れたことでシドニーの知り合いと久しぶりに会うことが出来、夕食を一緒に取ることが出来たのでかえって良かったです。
シドニー空港のラウンジ
今回はプレミアムエコノミーを取ったのですが、A社のプレミアムエコノミーの場合、シンガポールエアラインのラウンジ及びエアーニュージーのラウンジが利用できます(2022年4月21日現在)。同じスターアライアンス系ということですね。私はアメックスも持っているので、更にアメックスラウンジも使用可能、これら3つのラウンジを覗いてみてそれぞれの特徴を下記に記しました。
なお、今回は朝食の時間帯に訪れたので、お目にかかれた料理は朝食メニューのみ。内容はホテルの朝食ビュッフェと同じような感じでした。朝食後の時間に行けば、ちゃんとした料理がどのラウンジでも出され朝食時間帯よりも充実していると思います。
アジア系の料理ならシルバークリスラウンジ(SilverKris Lounge)
シンガポールエアラインが運営するこのラウンジ。定番のスクランブルエッグやベーコン、ソーセージ、フルーツ、サラダ、ヨーグルト類といったものから、中華圏の国々で見られる Congee (おかゆ)も用意されていました。
私のお気に入りはおかゆ。さすが、中華圏の国でおいしかったです。逆にスクランブルエッグなどの洋食系はありきたりな感じでした。
ラウンジの内装はシックな感じで好感が持てました。ただ、広さ的には他の2つと比べると少し狭いように感じました、世界的に人気のエアラインなので時間帯によっては混雑して落ち着かないかもしれません。私が訪れた時は早朝でしたので、空いていて快適に過ごせました。
ゆっくり静かな環境でのんびり過ごしたい人ならエアニュージーランドラウンジ
エアーニュージーランドのラウンジはシルバークリスラウンジの隣にあります。A社のプレミアムエコノミー以上の席の方であれば、どちらのラウンジも利用できます。エアニュージーランドの方はとにかく広いことと、新築のように綺麗であること。白とピンクを基調としたモダンなデザイン。
料理に関しては、西洋圏の航空会社ということもあってかスクランブルエッグがふわふわで濃厚な味で美味しかったです。
シャワー室、トイレも完備していて長距離フライト前にゆっくりしたい方、静かにのんびり過ごしたい方にはおすすめかと思います。かつては空港ラウンジと言えば、一部の人にしかアクセスできなかったところかもしれませんが、現在は非常に多くの方にアクセスしやすくなり、空いてる席を見つけるのも大変なくらい激混みのラウンジもコロナ以前はありました。その意味でエアニュージーランドのラウンジは貴重かもしれません。
食事に非常に力を入れた感じのアメックスラウンジ
アメックスラウンジは3つのラウンジの中では中間くらいの広さです。2019年に改装したようで、それ以前に利用した方だと私の印象と違うかもしれません。そして、コロナが2020年から始まりラウンジはコロナ期間中は開けていなかったので、2年経った今でも内装などはかなり綺麗な状態。木や緑を基調としたほっとする空間で上2つのラウンジと比べて1席あたりの空間スペースはアメックスラウンジが一番広いかもしれません。そうした空間の広さもゆったり感を出していると思います。ソーシャルディスタンスにも良いと思います。ただ、アメックスも会員は大勢いると思うので、混む時は混むかもしれません。
料理に関してはスクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージなど。どれをとってもめちゃおいしい。ホテルのビュッフェもそうですが、通常、朝食は種類も味もありきたりな感じで、どこも甲乙つけ難い感じですが、ここの朝食ビュッフェはそれらとは一線を画すものでした。ランチからシェフが本格的な料理を作って提供しているようで、他の方のブログでワンタンメンがめちゃくちゃうまかったと書かれていましたが、食べてみたかった。スクランブルエッグは非常に上品な味わい、ソーセージは噛むと肉汁がじゅわーっと出てきてその肉汁が美味。私は普段ベーコンは塩辛いものが多く好んで取らないのですが、ここのベーコンは塩加減も良い感じで非常においしかったです。
総評
私の今回の経験での好みのラウンジは、アメックス>エアニュージーランド>シルバークリスの順でした。出発前はやはりどこか1カ所に腰を落ち着けてゆっくり、のんびりしたい。というのが私にとって一番大切なポイントです。
アメックスの1座席あたりの広くてゆったりとした空間、木や緑を取り入れたデザイン、そして何といってもクオリティの高い料理はちょっとした贅沢を味わえて私的には満足度が高かったです。
エアニュージーランドは綺麗で広いのが良かったですが、モダンなデザインで白とピンクを基調とした感じは私には落ち着きがなかったです。クラブなどによく行く方はこういうデザインの方が受けるのかもしれません。
シルバークリスラウンジを最後に選びましたが、ダメと言うことでは決してなくアメックスのように高級感があって落ち着きのあるデザインのラウンジでおかゆがおいしかったです。何故かわかりませんが、私はこの中華式のおかゆが非常にほっこりします。東南アジアに旅行した時などは好んでこれを朝食べていました。ランチ以降に訪れておいしいアジア圏のメニューが選べて食べれたら、順位は違っていたかもしれません。
なお、今回は早朝5:30から6:30の1時間の間にダッシュで3つのラウンジを周ったので、基本的にどこも空いていたのと、料理はどこも簡便的なホテルのコンチネンタルのような朝食だったのでラウンジ体験としては限定的で部分的にしか見ていないと思います。次回以降、もっと長い時間を過ごしたり昼以降訪れることによって、混み具合や料理に関しては違う印象を持つかもしれません。
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